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富士通社長、フォーラム基調講演「異業種企業との協業強化」

SankeiBiz 5/19(金) 8:15配信

 富士通の田中達也社長は18日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開幕した技術展示会「富士通フォーラム2017」の基調講演で、異業種企業との協業を強化する考えを示した。「グローバルレベルで人材育成に積極的に取り組む」とし、自社の情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を農業や医療など幅広い分野に活用した新しいビジネスモデルの創出に注力する姿勢を強調した。

 田中社長は、オリックス、種苗会社の増田採種場(静岡県磐田市)と展開する同市での「スマートアグリカルチャー事業」の取り組みを紹介。富士通のICTを栽培施設の環境制御などに活用することで、栽培が難しいとされるケールを大量生産し、苦みのない味で供給できるようになったといった成果を挙げた。「複数の企業の専門性が結びつき、画期的なビジネスが生まれている」と説明。異業種との積極的な協業と、自社の技術、情報基盤の高度化を重点目標に掲げた。

 このほか、地質調査などを手掛ける川崎地質(東京都港区)と提携してAIを地下空洞の探索に活用したり、総務省所管の国立研究開発法人「情報通信研究機構」(NICT)、東大と組んで多言語音声翻訳システムを医療現場に導入したりする事例も紹介した。

最終更新:5/19(金) 8:15

SankeiBiz