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<共謀罪>国会質疑を朗読 石川の主婦ら批判の声

毎日新聞 5/18(木) 0:53配信

 「共謀罪」の成立要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の衆院通過を危惧し、石川、高知両県で17日、主婦らや市民団体が不十分な議論で重要法案が成立するなどとして批判の声を上げた。

 金沢市のいしかわ四高記念公園前では、主婦ら6人が答弁の矛盾などを浮き彫りにしようと国会での質疑を朗読した。

 「『そもそも』という意味にはですね、これは調べてみますと……」。県内のアマチュア劇団に所属するナレーターの高田伸一さん(55)は、安倍晋三首相の口調をまねた。金田勝年法相の答弁の朗読では、ちぐはぐな答弁に委員長役が速記を止めるよう指示。周囲から笑いとため息が漏れた。高田さんは「読んでいて自分でも何を言っているのかさっぱり分からなかった」と首をかしげた。

 ネット中継などから答弁を書き起こした同市の主婦、小原美由紀さん(52)は「ニュースでは国会でのやりとりが1分前後にまとめられてしまう」といい、ありのまま再現することで議論の不十分さが分かると考えた。

 ◇高知ではビラ配り

 高知市内では市民団体「高知憲法アクション」のメンバーら約40人が、「共謀罪反対」と書かれたプラカードを掲げ、通行人にビラを配った。呼び掛け人の田口朝光・県労連執行委員長は「構成要件が不明瞭で、恣意(しい)的に捜査機関が運用できる」と法案の危険性を指摘した。【石川将来、柴山雄太】

最終更新:5/20(土) 16:52

毎日新聞