ここから本文です

永平寺で「禅」の世界体感 藤田観光、門前に宿泊施設 福井

産経新聞 5/18(木) 7:55配信

 曹洞宗大本山永平寺(永平寺町志比)が門前に整備する宿泊施設について、藤田観光(東京)は、門前で滞在しながら「禅」の世界を体感できる施設として運営すると発表した。大本山永平寺と建物賃貸借契約を締結することで合意しており、平成31年秋には開業する予定だ。同社は、国内の観光客だけでなく、訪日外国人観光客増を目指す。

 宿泊施設整備は永平寺と県、永平寺町が27年度から進めている「永平寺門前の再構築プロジェクト」の一環で、永平寺川沿いに建設される。木造平屋建てのエントランス棟と鉄筋3階建て客室・レストラン棟(計延べ1948平方メートル)。ベッドと畳の部屋がある和洋室18室で最大72人の宿泊が可能となる。来年1月に着工し、31年6月ごろに完成する計画だ。

 宿泊施設は「宿坊と旅館の中間に位置する施設」をコンセプトに、永平寺内の座禅や法話などの体験を通じて禅の心に触れることができる。レストランでは精進料理も提供する。また、永平寺で行われている早朝のお勤め(朝課)を見ることができる。

 接客スタッフは禅の知識を習得した「禅コンシェルジュ」として配置。英語や中国語、韓国語にも対応する。宿泊料は1室2人利用の場合1泊2食付で1人1万6千円から。平均70%の客室稼働で、年間で延べ約1万2千人の宿泊者を目指すとしている。

 県庁で会見した藤田観光の志賀敏男事業推進部長は「『禅』は欧米を中心に注目されている。日本人だけでなく、訪日外国人の利用者も徐々に増やしていきたい」と話した。

最終更新:5/18(木) 7:55

産経新聞