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【大相撲夏場所】早くも2敗…心配される稀勢の里の心理状態

東スポWeb 5/18(木) 11:31配信

 大相撲夏場所4日目(17日、東京・両国国技館)で3連覇を狙う横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が平幕の遠藤(26=追手風)に不覚を取り2敗目。横綱昇進後、金星を初めて配給した。

 突いてくる相手を突き返したものの、遠藤が足を滑らせたところで“落とし穴”が待っていた。とっさに出たはたきが逆に呼び込む格好となり、一気に押し出されて土俵下まで転落した。

 取組後は報道陣からのほとんどの質問に無言。「相手がはたきを食うと思った?」と問われ「うん」と短く答えるのが精一杯だった。日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)も「遠藤に押し負けている。こういう負け方は悪い。簡単に負けてしまった」と手厳しい。今場所は左上腕と左胸のケガの影響が不安視されるなか、さらに負けが込めば別の“不安材料”も出てくる。

 この日の黒星で横綱白鵬(32=宮城野)ら全勝力士とは2差に広がった。横綱は常に優勝争いを義務付けられている地位。場所の早い段階でV争いから脱落すると、横綱の心理状態はどうなるか。かねて八角理事長は「気持ちを奮い立たせることが、難しくなってくる」と自らの経験を踏まえて話している。体が持ちこたえたとしても「優勝」という最大の目標を見失えば、気力の低下は避けられない。

 その意味でも、これ以上は負けられなくなったことは確か。和製横綱は今後も厳しい戦いが続くことになりそうだ。

最終更新:5/18(木) 11:31

東スポWeb