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燕・由規、2083日ぶりG倒で今季初勝利!逆襲へ頼もしい男が帰ってきた

サンケイスポーツ 5/18(木) 7:00配信

 (セ・リーグ、巨人0-7ヤクルト、7回戦、巨人4勝3敗、17日、東京D)剛球復活!! ヤクルトは17日、巨人7回戦(東京ドーム)に7-0で勝利。由規投手(27)が今季2度目の先発で2013年4月の右肩手術から復帰後最長となる7回を投げ、2安打無失点で初勝利を挙げた。最速152キロの直球とスライダーで緩急をつけ、四回まで無安打投球。巨人戦は11年9月3日以来、2083日ぶりの勝利となった。

 七回二死二塁で吉川尚を一ゴロに仕留めると、由規はゆっくりとベンチへ引き揚げた。108球で手にした今季初勝利に思わず頬が緩んだ。

 「理想の真っすぐを投げられました。前回の登板でふがいないピッチングをしたけど、すぐにチャンスをもらったので気合を入れて投げました」

 前回5日のDeNA戦(横浜)は、四回途中3失点でKOされた。「スライダーに頼りがちになった」と、ブルペンで直球を投げる割合を増やした。最速は2010年にマークした自己記録の161キロ(当時の日本投手最速)には及ばないものの、一回先頭の立岡の5球目に前回より4キロアップの152キロを計測。直球で押すことができた分、要所で得意のスライダーが生きた。

 緩急をつけた投球で11人連続でアウトを奪い、四回二死から坂本、阿部に連続四球を与えたが、「次の打者を抑えれば、と冷静に対処できた」とマギーを中飛に打ち取り、大きく息を吐いた。

 「どんどん真っすぐでいこうと決めていた。最後はスライダーやフォークボールで勝負できて、理想というか、優位なカウントで進められてよかった」。術後最長の7回を投げ、2安打無失点で6年ぶりに巨人から勝利を手にした。

 オフは米大リーグ、レンジャースのダルビッシュと自主トレを行って、体の作り方を学んだ。それまで頼らなかったサプリメントは、勧められたものを5、6種類とる。「練習の前後、ウエートトレーニングの後、就寝前、ゲーム中などに分けて、特にアミノ酸を多く。試合の中で疲れを感じにくくなりました」と効果を実感している。

 “幸運のツバメ”が飛来していた。宮城・仙台市の実家の駐車場には、毎年3月頃に数羽のツバメが巣を作る。今年は偶然にも、1羽が駐車場にある時計の「11」時の部分に止まった。

 「11」は育成選手だった2016年の一時期を除き、ともに歩んできた背番号と同じ数字。まるで、酉(とり)年に完全復活を懸ける自分の背中を押してくれたかのようだった。当時2軍で調整を続けていた右腕は家族から送ってもらった写真を見て、“今年はいける”と気持ちがぐっと前を向いた。

 まだ登板間隔を空けなければならず、18日に再び出場選手登録を抹消されて次回登板に備える。「任せられたところを、しっかりゼロで抑えるのが仕事です」。ローテーションに復帰したときが、本当の復活だ。

最終更新:5/18(木) 7:00

サンケイスポーツ

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