ここから本文です

<大阪市>住吉市民病院跡地 民間病院誘致を断念

毎日新聞 5/18(木) 2:30配信

 大阪市が2018年3月末で閉院する市立住吉市民病院(同市住之江区)の跡地に民間病院を誘致する計画で、進出予定の民間病院が辞退する意向を市に伝えたことが17日、関係者への取材で分かった。市は跡地への病院誘致を断念し、跡地の売却などを検討する。

 跡地には社会医療法人が運営する「南港病院」(同区)が新病棟を建設し、来年4月に移転予定だった。しかし、病院側の計画にミスがあり開業が2年遅れることが判明。閉院後の病棟を活用して、この法人に暫定的に運営をしてもらう計画も進んでいたが、病棟改修費約7000万円の予算を議会が認めず、発生する赤字の公的支援策もめどが立っていなかった。

 市は文書による詳細な説明を求めているが、関係者によると、病院側は「本格的な設計に入る前に幹部会で検討した結果」と説明。市幹部は「市の全面的な支援もなくなり、経営判断したのではないか」と話した。

 住吉市民病院の閉院は橋下徹前市長が進めた府との二重行政解消の一環。約2キロ離れた府立急性期・総合医療センターと機能統合し、同センター敷地での新設が決まっているが、誘致断念を受け、市は新設病院の機能の見直しも迫られそうだ。

 市民病院の閉院を巡っては地元が強く反発。市議会は民間病院の誘致を条件としていたが、2回の公募では決まらず、個別交渉で今回の病院が決まった経緯がある。【岡崎大輔、念佛明奈】

最終更新:5/18(木) 2:30

毎日新聞