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インド、16年度のSUV販売台数30%増 各社相次ぎ新車投入

SankeiBiz 5/19(金) 8:15配信

 インドは、スポーツ用多目的車(SUV)の販売台数が急伸している。同国自動車工業会(SIAM)によると、2016年度(16年4月~17年3月)は、乗用車販売台数のうちSUVの割合が25%となり、09年度の14%から大幅に拡大した。メーカー各社はSUV人気が当面続くとみて、相次いで新車を投入している。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 16年度のSUV販売台数は前年度比30%増の76万1997台に上った。伸び率はSUV以外の乗用車販売台数の3.85%を大きく上回る。16年度は乗用車販売台数のうち4台に1台がSUVとなった。

 同国乗用車販売でシェア2位の韓国・現代自動車のインド法人幹部は、インドでのSUV人気について、国土が広く地形が起伏に富んでいることに加え、道路インフラの整備が進んでいないため、頑丈で機能性も備えたSUVが好まれると指摘した。17年度については、乗用車販売台数におけるSUVの割合が30%に達すると予測する。

 同国ではSUVの中でも価格帯が100万ルピー(約173万円)以下の小型車の人気が高い。乗用車メーカー最大手の地場マルチ・スズキの小型SUV「ビターラ ブレッツァ」は、17年のインドの「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、16年3月の発売から12月までの販売台数が8万3000台に達した。

 また、SUV人気に乗じて、仏ルノーの「Kwid(クウィッド)」といったSUV風小型クロスオーバー車の売り上げも好調とされる。

 SUVの販売拡大を見込み、メーカー各社はインド市場に続々と新車種を投入している。欧米系フィアット・クライスラーは4月、インド西部マハラシュトラ州の工場で6月から小型SUV「コンパス」の生産を開始すると発表した。トヨタや独アウディなども新車を投入しており、同国SUV市場はメーカー各社の競争が今後さらに激化しそうだ。(ニューデリー支局)

最終更新:5/19(金) 8:15

SankeiBiz