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宝塚ホテル、20年春に移転開業 現建物は解体

神戸新聞NEXT 5/18(木) 21:08配信

 阪急電鉄は18日、宝塚ホテル(兵庫県宝塚市梅野町)の新築移転計画の概要を発表した。2018年春に着工し、20年春に開業する。1926(大正15)年から続く現ホテルは、新ホテルが完成して開業準備に入るまで営業を続ける。

【写真】移転新築後の宝塚ホテルの外観イメージ

 新ホテルは宝塚大劇場の西隣(敷地1万2300平方メートル)に建設。地上5階、地下1階建てで、延べ床面積約2万3千平方メートル。129室だった客室は200室に増やす。

 一方、阪神間モダニズムの象徴として保存活用を求める市民らの声を受け、宴会場のシャンデリアや、装飾が施された階段の手すりなど、現ホテルの内装の一部は再利用を検討する。切り妻屋根の壁面に描かれている植物モチーフのレリーフや、屋根から突き出す採光用のドーマー窓など外観は復元する予定という。

 新築移転先の劇場駐車場は、同劇場北側に新たに計600台分を整備し、9月14日に切り替える。

 宝塚ホテルは阪急阪神ホテルズが運営。現在のホテル本館は築90年を超えて老朽化し、耐震化が必要になっていた。現ホテルは解体し、跡地は住宅関連の開発を検討している。

 一方、地元住民らは現在の建物の保存活用や今後のまちづくりへの影響について検討し、16年11月、同ホテルズを交えた連絡会の開催を求めて宝塚市に要望書を提出。市は「連絡会の設置は困難。皆さんの要望は伝えていく」と回答した。18日発表の計画について、市は「現ホテルのデザインを継承するなど、一定の評価ができる。新たなにぎわいができることに期待したい」としている。(井上太郎、中川 恵)

最終更新:5/18(木) 23:06

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