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【ドイツ】製薬・化学メルク、3部門の分社化を検討

5/18(木) 11:45配信

NNA

 独製薬・化学大手メルクは16日、ヘルスケア、生命科学、高性能材料の3部門の分社化を検討していると明らかにした。事業分野が多様化する中、最適な経営体制を構築する。部門ごとの企業資源計画システムを立ち上げ、2018年にも実行に移す予定だ。
 メルクは3部門の分社化後も、本体の傘下として事業を継続する方針を示している。こうした動きは通例、異なる証券取引所への上場などを含む事業売却の前触れと見なされる。しかしメルクの広報担当者は、各事業の特定のニーズや経営手法を考慮することが主な理由だとし、そうした意図を否定した上で、「われわれのポートフォリオは、技術革新や企業買収などを通じて大きく変化している」と説明した。
 メルクのヘルスケア部門は、がん治療薬で米同業ファイザーと協業しているほか、不妊治療、アレルギー薬、コンシューマーケア製品などを手掛ける。生命科学部門は、2010年の米ミリポア(Millipore)、2015年の米シグマアルドリッチ(Sigma-Aldrich)買収を通じて事業を拡大している。高性能材料部門は、ディスプレーや発光ダイオード(LED)、太陽光パネル向けの素材に加え、化粧品や食品、医薬品向けの有効成分を提供する。[M&A]

最終更新:5/18(木) 11:45
NNA