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まさに「食はアート」 インドの湖上の宮殿で頂く美しすぎるタリー

6/5(月) 14:10配信

THE PAGE

 食を抜きにインドを語ることは難しい。

 タリーという料理がある。ひとつの丸皿に、肉や野菜など異なった素材の3~6種のおかず、そしてインドパンやライスをのせた、いわば定食のようなものだ。タリーにも地域の特色があって、北部や南部ではおかずが随分違うし、中でもグジャラトやマハラシュトラ、そしてラジャスタンのものは有名だ。

フォトジャーナル<インド~偉大なる領主マハラジャ>- 高橋邦典 第45回

 湖上の宮殿、レイク・パレスで食したタリーは、思い出に残るものになった。テーブルに運ばれてきた8種類ものおかずが美しく並べられた皿に、思わず感嘆の声が漏れる。味も絶妙だ。一般的に、北部の料理は脂気が多く腹が持たれるので、僕はあまりタリーを食べることはない。しかし、ここのものは食べやすく、コクがあるが油のギトギト感がないバランスの良さ。おかずごとの風味が随分と違うので飽きが来ない。こんなタリーは初めてだった。

 視覚も味覚にも100パーセント満足できる料理など、滅多に出会うことはない。

 「食はアート」そんな言葉を思い出した。

(2016年4月撮影)

※この記事はTHE PAGEの写真家・高橋邦典氏による連載「フォト・ジャーナル<インド~偉大なる領主マハラジャ>」の一部を抜粋したものです。

最終更新:6/9(金) 5:57
THE PAGE

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