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【インド】スズキ現法時価総額、地場2社の合計に迫る

5/18(木) 11:30配信

NNA

 インドの自動車最大手マルチ・スズキの時価総額が、地場同業タタ・モーターズとマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)の合計を追い抜くペースで増加している。業績が低迷する地場2社を尻目に、好調な自動車販売が追い風となって、株価が上昇していることが背景にある。ビジネス・スタンダード(電子版)が17日伝えた。
 マルチの16日の株価は過去最高の6,952ルピー(約1万2,000円)となり、時価総額は2兆1,002億ルピーに達した。一方、タタの同日の株価は過去52週で最高だった598ルピーから27%低下。M&Mの株価も過去52週で最高の1,509ルピーから9%落ち込んだ。
 タタとM&Mのそれぞれの時価総額は1兆2,626億ルピー、8,492億ルピー。合計は2兆1,119億ルピーで、マルチとの差は117億ルピーになっている。
 背景には、マルチと2社の対照的な業績の違いがある。マルチは2016/17年度(16年4月~17年3月)の純利益が前年度比37%増の733億7,000万ルピーと過去最高益を記録した。4月の乗用車販売が19%増の15万1,215台と、17/18年度も好調なスタートを切っただけでなく、2番目の売れ筋である小型セダン「ディザイア」の最新モデルを16日に発売したことなども、投資家の買い材料となっている。
 一方、タタは傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)が、16年10~12月期に62%の減益となった。国内の乗用車と商用車事業も巨額の赤字を計上している。M&Mも16年11月の高額紙幣刷新以降、乗用車販売が振るわず、苦しんでいる。

最終更新:5/18(木) 11:30
NNA