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“プレ金”に広告規制 パチンコ店のロゴ使用NGは差別か?

日刊ゲンダイDIGITAL 5/18(木) 9:26配信

 GW直前ということで目立たなかったが、4月もプレミアムフライデー=プレ金はひっそり行われていた。5月も26日に実施されるが、思わぬ規制の壁に泣いている業界もある。

 パチンコ・パチスロの業界団体「日本遊技関連事業協会」(日遊協)の会員向け広報誌が、「遊技通信」4月号の「プレミアムフライデーに立ちはだかる広告規制」というリポートを引用し、業界の苦悩ぶりを再度取り上げているのだ。

 それによると、月末金曜に午後3時退社を奨励するプレ金はパチンコ店にとってアイドルタイム(暇な時間)の稼働率向上が期待されたが、全体として集客には役立っていないという。

 その理由として挙げているのが、プレ金のロゴマーク(写真)が使えないこと。現在、約7000の企業・団体に使用が認められており、飲食店のほかにも、整体院や温泉、プロバスケなどもポスターなどに掲載し、宣伝に使っている。

 だが、ロゴ使用に関して、規約では「公序良俗に反するもの」や「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条に規定する営業又はその広告等に利用される場合」は“排除”となっている。つまり風営法の下で営業するソープランドはもとより、パチンコ店やゲームセンター、ラブホテル、ライブハウスなどもNGなのだ。

 業界差別という気もするが、あるパチンコ店が組合に問い合わせたところ「普通の小売業とは違うので使用は控えて」と自粛を要請されたという話もある。プレ金を銘打ったイベントも組めず、せっかく国が主導する取り組みなのに、何の恩恵も得られないのだ。

 もっとも、この規約には「特に経産省が認める場合はこの限りではない」という例外規定も設けられている。

「風営法の範囲内の企業でも、従業員の3時退社を促すような取り組みを行っている場合は、ロゴ使用が認められる可能性があります。ただ、性的サービスの業界は難しいかもしれません」(同省流通政策課担当者)

 その参考例としてプレミアムフライデー推進協議会がHPで紹介しているのが、「始業時刻・終業時刻を日単位で変更可能となるスーパーフレックス制度を導入」「全正社員に毎月1万円の支援金を給付」というソフトバンクの取り組みだ。

 中小規模のパチンコ店にはハナから無理な話。プレ金がちっとも世間に広まらないのも、分かる気がする。

最終更新:5/18(木) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL