ここから本文です

巨人“二塁手問題”再び暗礁 抜擢した中井が風前の灯火、ドラ1吉川尚も期待外れ…

夕刊フジ 5/18(木) 16:56配信

 巨人の“真空地帯”、二塁手が再び流動的になってきた。迷走の根本にあるのは、実績のない新人に開幕二塁スタメンを期待するという、画に描いた餅のチーム構想だ。

 「マイナビオールスターゲーム2017」ファン投票が16日に始まり、巨人の二塁手は中井大介内野手(27)が初のノミネート。10年目ながら1軍最多出場は2013年の48試合という中堅が、今季は開幕から全試合に先発出場中だが、そもそもは棚からぼた餅の抜擢だった。

 昨季二塁レギュラーのクルーズは2年契約2年目で残留も、昨季終盤戦に首脳陣に造反したかどでハナから構想外。外野手の立岡と重信の二塁配転が画策されたが、春季キャンプ早々に重信も構想から外れた。立岡もオープン戦で併殺が取れないなど守備難を露呈。本命不在を受け3月下旬に1軍に昇格した中井が6試合で8安打と結果を残し、滑り込みで開幕先発の座を射止めた。

 実は、当初構想では開幕戦の二塁スタメンは、ドラフト1位・吉川尚輝内野手(22)=中京学院大=が有力だったという。1月の新人合同自主トレ中に右肩不調で別メニューとなったが、即戦力と評価した上でオープン戦には間に合うとの見立てだったわけだ。

 一方、他球団の編成担当者は「ドラフト前に見にいったら、ノックは捕球だけで投げない。本人は周囲に『肩は消耗品だから』と説明していたが、うのみにせず調べたら故障の疑いアリと。ウチはリストから外した」と明かす。リハビリを経て9日に1軍初昇格したものの、現場の評価では攻守ともレギュラーの水準を満たしていない。

 崩れかけたチーム編成の救世主となった中井だが、打棒を買われての抜擢ながら打率は・225まで低下。致命的な失策も目立ち、14日の試合後に高橋監督が「レギュラーという選手でもない」と言及するに至った。

 16日のヤクルト戦(東京ドーム)も中井が先発し、守備はノーミスながら無安打。もう立場は安泰ではない。試合前には、1度失格と判断されたはずの重信が再び二塁でノックを受けた。球宴のファン投票の結果が出るころ、巨人の二塁を守っているのは誰なのか。 (笹森倫)

最終更新:5/18(木) 16:56

夕刊フジ