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<GDP>年2.2%増 5期連続プラス、11年ぶり

毎日新聞 5/18(木) 9:01配信

 内閣府が18日発表した2017年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増、この状況が1年続いた場合の年率換算で2.2%増だった。プラス成長は5四半期連続で、伸び率は前期(年率1.4%)から拡大した。輸出が引き続き堅調に推移したことに加え、個人消費が持ち直したのが要因。実質GDPが5四半期以上連続して増加するのは、05年1~3月期から06年4~6月期(6四半期連続)以来、約11年ぶり。

 実質GDPの伸び率は、事前の市場予想(年率1.9%増)を上回った。物価の変動を反映した名目成長率は前期比0.03%減、年率換算では0.1%減で5四半期ぶりのマイナス。原油価格の上昇や円安で輸入額が増加したのが響いた。

 実質GDPの内訳を見ると、個人消費が0.4%増となった。天候不順による価格高騰で前期に振るわなかった生鮮野菜の販売が伸びたほか、衣服やスマートフォンなどの販売も好調で、小幅増にとどまった前期に比べ伸び率が拡大した。

 輸出は2.1%増と、3四半期連続で増加した。中国などアジア各国で高機能スマホの販売が好調なことを受け、半導体関連の輸出が伸びた。輸入も1.4%増と2四半期連続で増加。その結果、輸出から輸入を差し引いた「外需」はプラスとなり、成長率を0.1%分押し上げた。

 住宅投資も0.7%増と、5四半期連続のプラスとなった。東京五輪・パラリンピックの選手村の建設が始まったことで、伸び率は前期(0.4%増)から拡大した。また、公共投資は0.1%減で3四半期連続でマイナスだった。

 設備投資は0.2%増で、2四半期連続のプラスを維持した。ただ、伸び率は前期(1.9%増)から縮小した。増加した前期の反動があるとみられるが、企業が景気の先行きに慎重姿勢を強めている可能性もある。【大久保渉、中島和哉】

最終更新:5/18(木) 11:28

毎日新聞