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「肉の詰まり方が違う」トレーナーが見た村田諒太のフィジカルの強さ

スポーツ報知 5/18(木) 11:03配信

◆報知新聞社後援 プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA世界ミドル級王者決定戦 暫定王者・アッサン・エンダム―同級2位・村田諒太(20日、東京・有明コロシアム)

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 20日にWBA世界ミドル級暫定王者(1位)のアッサン・エンダムと王座決定戦に臨む同級2位・村田諒太の連載「GOLD to CHAMP」は、フィジカル面の強さに迫った。17日はトリプル世界戦(報知新聞社後援)の予備検診が都内で行われ、村田やWBC世界フライ級1位・比嘉大吾、同ライトフライ級4位・拳四朗ら出場する6人に異常はなかった。

 2013年のプロデビューの頃から村田を見るフィジカルトレーナーの中村正彦氏(42)は、その肉体を「今までのミドル級の日本人選手とは違う。他の選手は脂肪があって、体が緩んでいる場合が多いが、村田は無駄なくミドル級の体格になっている」と語り、「肉の詰まり方が違う」と表現した。

 それを証明するのが懸垂だ。中村氏によると、体重50~60キロと比較的軽いボクサーでも懸垂ができない選手が意外と多い。体重が重くなるほど体を持ち上げられなくなるが、密度の高い“詰まった筋肉”を持つ村田は10回程度は軽々できるという。ミドル級リミットは72・5キロ。減量前ならもっと重い。中村氏は「背中の筋肉があるし、腕の力がそれだけあるということ」と解説した。

 同門で“神の左”の異名を持つWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34)は柔軟性に優れ、下半身から力を伝えパンチを打つ。村田は先輩に比べればやや柔軟性は落ち、上半身で打つタイプだという。それでも下半身の力を補って余りある上半身のパワーがある。そこから日本人離れした強烈なパンチが生まれるのだ。

 もう一つの大きな武器が、「ボクサーの中で群を抜いている」(中村氏)というスタミナだ。2月の走り込み合宿では1キロのインターバル走を5~6本こなし、全て3分20秒ほどで走った。フルマラソンのトップランナーが1キロ3分前後で走ることを考えれば、かなりのハイペース。中村氏は「本当に真面目にトレーニングする」と付け加えた。良質な筋肉と優れた心肺機能、そして練習に対する真摯(しんし)な姿勢が村田を頂点に押し上げる。(特別取材班)

最終更新:5/18(木) 15:28

スポーツ報知