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<難病児殺人未遂>母親、起訴内容認める

河北新報 5/18(木) 16:00配信

 難病を患い入院中だった三男(1)を殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた被告の母親(42)=富谷市=の裁判員裁判初公判が18日、仙台地裁であり、母親は起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は、三男が2007年に4歳で病死した次男と同じ遺伝子疾患を発症し、将来を悲観していたと指摘。「三男に次男の死を重ね、自分の手で楽にしてやりたいと考えた」と述べた。

 弁護側は「母親は次男の死後、うつ病を患った。三男も同じ難病と知り、自殺を考えるほど精神的に追い詰められていた」と強調。責任能力に疑問があるとして減刑を求めた。

 起訴状によると、母親は16年11月17日朝、仙台市青葉区の宮城県立こども病院の病室で、三男の口と鼻を両手でふさぎ、殺害しようとしたとされる。三男は体調を崩して事件の2日前に入院し、母親は付き添っていた。三男は一時心肺停止状態になったが、命に別条はなかった。

 小児慢性特定疾病情報センター(東京)のウェブサイトによると、三男が患っていた遺伝子疾患は酵素の不足により発症。乳児の場合、生後3カ月以降に精神発達の遅れや視覚・聴覚障害などが現れ、3歳までに亡くなる例が多いという。国内では8万~10万人に1人が罹患(りかん)するとされ、根本的な治療法は確立されていない。

最終更新:5/18(木) 22:42

河北新報