ここから本文です

ハーヴェイ・カイテルら個性派キャストが明かす『レザボア・ドッグス』製作秘話とは

シネマトゥデイ 5/18(木) 23:40配信

 ニューヨークで行われていたトライベッカ映画祭で、4月28日(現地時間)、映画『レザボア・ドッグス』の公開25周年を記念したQ&Aが開催され、ハーヴェイ・カイテル、スティーヴ・ブシェミ、マイケル・マドセン、ティム・ロスらが参加し、当時を振り返った。

【写真】『レザボア・ドッグス』ギャラリー

 本作は、宝石店襲撃に失敗した強盗たちの確執を描いたバイオレンスアクション。強盗のために集められた男6人は、色を使ったコードネームでお互いを呼び合い、宝石強盗を遂行するが、事前に事件を把握していた警察に銃撃され、6人の中に裏切り者がいることを知る。Mr.ホワイトをハーヴェイ、Mr.ピンクをスティーヴ、Mr.ブロンドをマイケル、Mr.オレンジをティムがそれぞれ演じた。

 公開時、1992年のサンダンス映画祭にはキャスト全員が参加したが、スティーヴによると「悪運を呼び込むことになるから最初の試写には参加しないでほしい」とクエンティン・タランティーノ監督に言われていたのだそう。実際にその試写では、プロジェクターにはスコープレンズがなく、スコープ映画である今作をそのままで鑑賞したうえに、キャスト陣が銃を向け合い、叫ぶクライマックスのシーンでは電力が落ちる不幸にも見舞われたそうだ。

 Mr.ホワイトを演じることは初めから決まっていたというハーヴェイだが「実はマイケルが演じたMr.ブロンドも気に入っていたんだ。でも僕にはきっと(あの役を)演じることはできなかったよ。クリス・ペン演じるナイスガイ・エディーとMr.ブロンドの共演シーンを見ればわかるだろう? あのシーンは僕がこの映画で一番好きなシーンなんだ」と語る。

 一方、Mr.ブロンドで鮮烈な印象を残したマイケルは、実はMr.ピンク役を望んでいたのだそう。「最初にオーディションでMr.ピンクのセリフを読んだとき、クエンティンはそれを立って見ていた。自分的にはとても素晴らしい演技ができたと思って、役が決まればハーヴェイと多くのシーンを演じられると喜んでいたら、クエンティンが僕の顔を見て『君はMr.ピンクではない、Mr.ブロンドを演じたくないなら、今作には出演できないよ』と言ったんだ」とオーディション秘話を暴露。

 また、Mr.オレンジを演じたティムは、初稿の脚本を読んだ当時を振り返り「最初のページにブルー、ブロンド、ピンクらが記されていて、オレンジはなかった気がするんだ。そのときは当然、それが何を意味しているのかわからなかったけど……10ページほど読んだ時点で出演しようと決めたよ」とその内容にすぐに惚れ込んだことを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

最終更新:5/19(金) 9:06

シネマトゥデイ