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災害時5万食を提供 食品機械メーカー「サタケ」と広島県が協定

産経新聞 5/18(木) 7:55配信

 ■自社倉庫の在庫、県の食料備蓄に

 県は17日、地震など大規模災害に備えた食料の備蓄量確保のため、食品機械メーカー「サタケ」(東広島市)と、同社倉庫に保管する自社製品の乾燥米飯の在庫を「県の備蓄」とみなす協定を結んだ。

 同社は乾燥米飯5万食を常時保管し、災害時に県に提供する。県は協定により、備蓄物資の管理業務の軽減に加え、より迅速に物資を被災者に届けることが可能になるとしている。

 同社が災害時に提供する自社製品は乾燥米飯の「マジックライス」。水やお湯をいれるだけで簡単に食べられ、5年間の長期保存が可能な非常食で、「白飯」「わかめご飯」「えびピラフ」などの計9種類がある。

 県地域福祉課によると、県は、南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害に対応するため、平成33年度までの5年間で、必要となる食料の備蓄対象者を現行の約3・5倍の31万8千人に増やすことを目指している。

 県は必要な食料を確保するため、県の備蓄に加え、企業などの在庫を県の備蓄とする「流通備蓄」を活用。協定では品目、数量、保管場所を明記した。災害が発生した場合、同社が倉庫に保管するマジックライス5万食を常時提供。県から要請を受けた同社が避難所まで運搬する予定で、供給された分だけ県が買い取る仕組みだ。

 県庁で行われた締結式で、同社の木原和由・専務取締役は「災害時は早い援助を必要とする。地元企業として貢献していきたい」。高垣広徳・副知事は「尽力に敬意を表する。意義がある流通備蓄になる」と期待を込めた。

最終更新:5/18(木) 7:55

産経新聞