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<商店街>「神戸アニメストリート」撤退へ

毎日新聞 5/18(木) 9:52配信

 阪神大震災からの復興を目指し神戸市長田区に建設された再開発ビルにオープンした商店街「神戸アニメストリート」について同市は17日、運営会社が6月末に撤退する方向で検討していることを明らかにした。久元喜造市長は同日の定例記者会見で「長田を活性化する事業だったがうまくいかなかった。結果的に公費は無駄になり、反省しなければならない」と陳謝した。

 アニメストリートは、市から委託を受けた事業会社が誘致した同名の運営会社が2015年3月にオープン。その際、同市は補助金として約1300万円を計上し、約700万円を支出した。

 その後、運営会社と取引先との間に金銭の未払い問題が発生。同市は4月、運営会社の社長を呼んで適切な対応を求めていた。一方、取引先の複数の業者らは今月「被害者の会」を発足させ、民事訴訟などを検討している。久元市長は事業スキームについて「企画した事業者が運営会社を誘致するやり方や事業者の選定が良かったのか、検証したい」と語った。

 運営会社の社長は「申し訳ない。地元のイメージ悪化を避けるため、撤退を決めた」と述べた。取引先への未払いについては「反省している。今後は真摯(しんし)に個別に対応したい」とした。【黒川優、栗田亨】

最終更新:5/18(木) 10:52

毎日新聞