ここから本文です

<福岡県警>拾得物着服の職員書類送検 金券など21万円分

毎日新聞 5/18(木) 12:32配信

 拾得物として署や交番に届け出があった金券や時計、バッグなど93点(21万円相当)を着服したり書類を偽造したりしたとして、福岡県警は18日、福岡・中央署会計課に所属していた主任の一般職員の男(36)を業務上横領と虚偽公文書作成、同行使容疑で福岡地検に書類送検した。県警は同日付で、職員を懲戒免職処分とし、当時の上司3人を本部長注意や所属長注意とした。

 送検容疑は2016年3~4月、保管期限が過ぎて落とし主らの所有権がなくなり県所有となった拾得物93点を着服し、16年6~8月、受理した拾得物のうち10件について、落とし主に通知できる情報があるにもかかわらず怠り「拾得物件控書」に「落とし主に連絡した」とうその記載をし提出したとしている。元職員は「ばれないと思った」と容疑を認めているという。

 元職員は13年3月~16年8月に同署の会計課に所属。拾得物などの届け出を受理し、落とし主に返還するなどの業務を担当していた。約6万1000件を処理し、送検容疑の他にも文書偽造の疑いが数千件確認されているという。昨年8月、元職員の机から拾得物の宝くじのはずれ券が見つかり県警が捜査していた。

 県警の近藤康徳首席監察官は「県民の皆さまの信頼を著しく裏切る行為。深くおわびします」と語った。

 拾得物は届け出の翌日から3カ月が経過して落とし主が分からなければ、拾った人に所有権が移る。拾った人が2カ月現れなかったり所有権を放棄したりした場合は県の財産になる。

【志村一也、吉住遊】

最終更新:5/18(木) 13:54

毎日新聞