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原口必死の先制弾 67打席ぶりアーチは千金一撃

スポニチアネックス 5/18(木) 6:00配信

 ◇セ・リーグ 阪神2―1中日(2017年5月17日 甲子園)

 まだ明るさを残した甲子園の空に鮮やかなアーチをかけた。能見、バルデスの両左腕のテンポいい投球で、超ハイペースで進んだ試合の5回。2死走者なしから、珍しく甘めに入ってきたバルデスの直球を阪神・原口のバットが一閃(いっせん)。自身21試合、67打席ぶりの本塁打となる文句なしの3号ソロを左翼席に放り込んだ。

 「必死のパッチで打ちました! しっかり自分のスイングをする中で打てたのが良かったです」

 値千金の先制弾だ。打線は序盤、どんどん厳しいコースに投げ込んでくるバルデスの術中にはまり、4回まで無安打。チーム初安打が、均衡を破った原口の一発だった。それでも、ダイヤモンドを回る間はニコリともせず。開幕当初の5番からこの日は7番で2試合ぶりの先発。もらったチャンスで必死のアピールを狙う毎日だからこそ、喜んでいる場合ではなかった。

 「今、与えられたところで結果を出さないと、試合に出る機会が減る。そういう中で集中してできているのはいいこと」

 1打席、1打席集中して臨んでいるからこそ、前の打席の反省をすぐに生かすこともできた。遊直に終わった第2打席は「バットの軌道がちょっと悪くて、ヘッドが早く返ってしまっていた」。そこで、ベンチ裏での待ち時間や、ネクストバッターズサークルでの素振りで修正。それが見事に功を奏し「自分のスイングで、いい打球が飛んでくれた」とうなずいた。

 もちろん、普段の練習から反省、修正を忘れない。この日の試合前には全体練習が始まる前に、アンダーシャツ姿で三塁ベンチ前でロングティーを行った。「バットの軌道の確認です」と、大粒の汗を流しながら快音を連発。本番でのアーチが飛び出す約5時間前に、次々と左翼席に打球を放り込み“リハーサル”はばっちりだった。

 金本監督は「もともと彼の勝負強さを期待して出したんですが、走者をいない時は長打、一発で良い仕事をしてくれた」と目尻を下げた。昨季ブレークした「シンデレラボーイ」は、着実に地に足が着いたプロ野球選手に成長しつつある。(山添 晴治)

最終更新:5/18(木) 6:00

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