ここから本文です

【巨人】初リリーフで2回完全!昨年のドラ1桜井を変えた「食トレ」と5度のフォーム修正

スポーツ報知 5/18(木) 6:05配信

◆巨人0―7ヤクルト(17日・東京ドーム)

 巨人が今季2度目の完封負けを喫した。先発の大竹寛が初回から山田、雄平にタイムリーを許すなど5回4失点でKO。投手陣が計14安打で7失点する一方で、プロ初リリーフで登板した昨年のドラ1ルーキー・桜井が2イニングを無安打に抑える東京Dデビュー。待望の「7回の男」に名乗りを上げた。今年の1位・吉川尚も無安打ながら「7番・二塁」で初スタメンを経験。打線は由規に今季初勝利を献上したが、今後のドラ1コンビの活躍に期待が膨らんだ。

【写真】【巨人】桜井、桑田式背負い投げ投法「理想」

 2か月前とはまるで別人だった。桜井がプロ初の東京D、初のリリーフ登板で躍動した。8回から4番手でマウンドに上がり、先頭・山田を外角148キロで空振り三振。威力抜群の直球主体に2回打者6人、3奪三振で完璧に抑えた。プロ最速の149キロを計測し「攻めることだけ考えた。ファームでもそこをずっと言われてきた。それができました」。逆襲に燃える思いを白球に込めた。

 ドラフト1位で入団した昨年は開幕ローテ入りも、初登板の3月30日DeNA戦(横浜)で右肘を痛めて離脱。5か月のリハビリでシーズンを棒に振った。今季は2月のキャンプ1軍スタートも、実戦3試合で8回14安打9失点。「自分のことでいっぱいだった。打者と対戦している感じが全くなかった」。結果を求めすぎてバランスを崩し、球速は130キロ台中盤。3月上旬に2軍に降格した。

 先発陣の競争に早々に敗れ「何かを変えないと」と一念発起。ネットなどで検索を繰り返し、独学で栄養学の勉強に乗り出した。無駄な脂肪をそぎ落として筋肉質の肉体をつくるため「たんぱく質を意識して野菜中心にした」と意識改革。朝食で目玉焼き3個を日課とし、朝昼夕の3食に毎日必ずブロッコリー、トマト、アボカドを口にする「食トレ」を2か月継続し、4キロの増量に成功した。

 技術面も試行錯誤した。球に角度をつけるため、トルネード投法を参考にして上体にひねりを加えた。3月上旬からの2か月間でグラブの位置など計5度もフォームを微修正。引き締まってキレが増した肉体、上から投げ下ろす躍動感あふれる投法がマッチし「力みなく、リリースの瞬間に100%の力を出せる」と飛躍的に球速が上がった。

 首脳陣は桜井の球質の進化に期待し、4月下旬に先発から中継ぎに配置転換。2軍で2試合無失点と好投し昇格をつかんだ。プロ2度目の1軍登板で快投。チームはカミネロ、マシソンにつなぐ「7回の男」が課題で、村田ヘッドコーチは「次、良かったら勝ち試合の6、7回に投げられる」と救世主誕生を望んだ。

 背番号が1年で「21」から「36」に変わり、桜井は危機感を抱いている。「緊迫した場面で投げさせてもらえるように抑えることだけに集中したい」。大敗の中、進化した速球がキラリと光った。(片岡 優帆)

 ◆桜井 俊貴(さくらい・としき)1993年10月21日、神戸市生まれ。23歳。北須磨高で最速140キロ超の「公立の星」として注目されるも甲子園出場なし。立命大では関西学生リーグ通算28勝8敗、防御率1.10。2015年ドラフト1位で巨人入団。昨季1軍では1試合0勝1敗、防御率8.31。181センチ、82キロ。吉川光の加入に伴い今季から背番号36。右投右打。年俸1200万円。

最終更新:5/18(木) 21:45

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合5/25(木) 5:15