ここから本文です

【阪神】“ミス”でリリーフカー逆戻りの珍事も4連勝!矢野コーチの采配ズバッ

スポーツ報知 5/18(木) 6:05配信

◆阪神2―1中日(17日・甲子園)

 1―1で迎えた8回2死二塁。高山はバルデスの初球、真ん中低めの直球を迷いなく振り抜いた。打球は中堅・大島の頭上を越える決勝二塁打。途中出場で勝利を呼んだ“9番打者”は「集中して打席に入った結果が初球だったのでよかったです」と声を弾ませた。

 采配がさえ渡った。といっても、タクトを振ったのは金本監督ではなかった。直前の8回に高橋が2死一、二塁のピンチを招いた場面で、5番打者の中谷を下げマテオを投入する勝負に出た。その際、金本監督は左腕・バルデスがその裏も続投すると踏んで、打順が回る可能性がある9番に右打ちの江越を起用する考えでいた。だが、矢野作戦兼バッテリーコーチから「高山でいきましょう」と進言され思わずうなずいた。指揮官は「左対左でも(高山でと)言ってくれたんで。矢野コーチのファインプレーですね」と、現役を共にした盟友の判断に最敬礼だ。

 8回には命取りになりかねない“ミス”も出た。イニングをまたいだ桑原がマウンドで投球練習を開始した後、香田投手コーチがマウンドへ向かい、リリーフカーに乗った高橋が場内に登場。投手を交代させるつもりだったのだが、野球規則で認められず【注】、リリーフカーが引き返すという珍事があった。それでもこの回を無失点で切り抜けるなど、ミスがミスにならないところが今の強さだ。

 今季3度目の4連勝をマークし、本拠地の甲子園で6連勝。貯金も2013年9月7日以来の「12」と勢いは止まらない。「選手がいい競争の中で前を向いて、ベンチのムードも諦めないとか、絶対に勝つというのを感じる。それが一番の要因」と指揮官。ベンチ、選手が一体となって互いをカバーしあう猛虎。まだまだ首位を走り続けそうだ。(橋本 健吾)

 【注】公認野球規則5・10(プレーヤーの交代)=一部抜粋 すでに出場している投手がイニングの初めにファウルラインを越えてしまえば、その投手は第1打者がアウトになるか、あるいは一塁に達するまで投球する義務がある。ただし、その打者に代打者が出た場合、またはその投手が負傷または病気のために、投球が不可能になったと球審が認めた場合を除く。

最終更新:5/21(日) 3:25

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合5/26(金) 5:35