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【川崎マイラーズ】重賞で決めた!的場 史上2人目の7000勝

スポニチアネックス 5/18(木) 6:01配信

 競馬界のレジェンドジョッキー、的場文男(60=大井)が17日、川崎競馬場の11R・リアライズリンクスで1着となり、地方競馬通算7000勝(3万9350回騎乗)を達成した。地方7151勝で01年に引退した“鉄人”佐々木竹見元騎手(75=元川崎、98年7月1日に56歳で7000勝到達)以来、日本競馬史上2人目の快挙。73年11月6日の初勝利から43年半余、60歳8カ月での大記録達成となった。

【写真】地方通算7151勝の佐々木竹見氏(左)と同7000勝達成の的場はがっちり握手

 ついに19年ぶり2度目の偉大な瞬間がやってきた。カクテル光線の中、最後の直線。インからスルリと抜け出した的場がこん身のムチを振るう。赤地に白い星の勝負服がしなやかに躍った。地方7000回目のVゴール。レジェンドは右腕を上げてガッツポーズ。ホームストレッチに戻ると外ラチ沿いに馬を寄せ、ファンに向けて何度も右手を振った。

 「本当は大井で達成したかったが、いい馬を頼まれたし、待ってる場合じゃないなと。関係者とファンのおかげ。喜びと感謝の気持ちでいっぱい」。お立ち台でそう語ると大きな拍手が湧き起こった。快挙まで残り5勝で臨んだ先週の地元大井は4勝止まり。だが、続く川崎開催、しかも重賞で決めた。さすが千両役者だ。

 83年に初の大井リーディング。以後、85年から20年連続で大井の頂点に君臨し続けた。重賞148勝。14年に最年長重賞V記録を塗り替え、自ら更新し続けた。今年まで37年連続制覇。驚嘆するしかない数字だ。サラリーマンなら定年の60歳。だが的場に老け込む気配は全くない。「大井の帝王」「レジェンド」は今も現役アスリートだ。

 激しく動く騎乗スタイルは“的場ダンス”とも言われる。下半身で馬を締めて御す。馬と接触する、くるぶしは岩石のように硬い。ルーツは鉄人・佐々木竹見氏。その芸術的な美しい騎乗フォームを的場は手本とした。「懸命に竹見さんをまねしたもんだよ」。その完成形が的場ダンス。佐々木氏とは異質に見えるが名人の域とは、そういうものかもしれない。表彰式では、その佐々木氏とツーショットにおさまった。

 次なる目標は佐々木氏が持つ地方7151勝の頂点超え。「自分が乗り始めた頃、竹見さんは本当に凄かった。何とか近づけるように頑張ったし竹見さんという目標があるから頑張れる」。7000勝ですら通過点。的場は馬上でいつまでも躍り続ける。

 ◆リアライズリンクス 父ダイタクリーヴァ 母ブライティアイブン(母の父マイネルラヴ) 牡7歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・飯田訓大氏 生産者・北海道平取町の赤石牧場 戦績35戦14勝 総獲得賞金9832万5000円。

最終更新:5/18(木) 6:34

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