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厳しい経営環境が続く、収益力の回復は容易でない=全銀協会長

ロイター 5/18(木) 17:56配信

[東京 18日 ロイター] - 全国銀行協会の小山田隆会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は18日の定例会見で、2017年3月期の銀行決算を踏まえ、「厳しい経営環境が続くと思う。収益力が大きく回復する道筋は容易ではない」と述べた。

これまでに開示された全国の銀行117行の17年3月期業務純益は前年同期比16%減となった。小山田会長は「貸出残高は増えているが、資金利ザヤの縮小を補うほどになっていない」と説明、「今後は非金利収益をどのように伸ばすのかが課題」と述べた。

日銀の出口戦略については「市中流通量の4割を日銀が保有しており、出口のあり方が経済や財政に大きな影響を与える」とし、日銀に対して「機会を捉えて市場とのコミュニケーションをさらに深めていくこと必要」との考えを示した。

経営再建中の東芝について「財務体質やガバナンス、監査法人との関係についてしっかり対応すれば再建可能」と述べた上で、三菱東京UFJ銀として「(東芝が)色々な取り組みしており、見守りながら適切な対応を取りたい」と語った。

三菱UFJは欧州でユーロ建て大口預金の一部に対してマイナス金利を賦課する方針を決めたが、国内の預金に対しては「個人、法人ともにマイナス金利を賦課する予定はない」と説明した。

(布施太郎)

最終更新:5/19(金) 16:19

ロイター