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<インド>国産原発10基増設を決定

毎日新聞 5/18(木) 18:43配信

 【ニューデリー金子淳】インド政府は17日、国産の原発10基を増設することを閣議決定したと発表した。インドでは東芝の米原発子会社ウェスチングハウス(WH)が最新鋭の「AP1000」6基の建設を計画しているが、同社の経営破綻により不透明感が漂っている。電力需要が急増する中、国産原発も増やすことでエネルギーの確保を急ぐ狙いがあるとみられる。

 増設するのは出力70万キロワットの加圧水型重水炉10基。地元メディアによると、南部カルナタカ州や北部ハリヤナ州など計4カ所に建設するという。

 インドは温暖化対策として原発増設を進めており、2032年までに原発の発電量を現在の約10倍に拡大する目標を掲げている。現在は22基が稼働中で合計出力は678万キロワット。ほかに計670万キロワット分の原発を建設中で、増設する10基はこれに加わる形となる。政府は原発増設について「気候変動への取り組みを強化するため」としている。

 インドは原発の有望市場として注目されており、日本も昨年、原発輸出を可能とする日印原子力協定を締結。今月16日には衆院本会議で承認案が可決された。

最終更新:5/18(木) 18:43

毎日新聞