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「チョコで脳若返り」の研究、内閣府が実験手法を検証へ

朝日新聞デジタル 5/18(木) 19:10配信

 内閣府の研究支援制度「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)を使った脳科学研究で、科学的な裏付けが足りないまま発表した問題について、内閣府の有識者会議は18日、実験の手法について検証する方針を決めた。

 研究では、カカオ成分の多いチョコレートが大脳皮質の量を増やすか調べる際、食べなかった人とは比べず、チョコを食べた30人のデータのみで「学習機能を高める(脳の若返りの)可能性がある」と発表していた。

 内閣府などによると、京都大などで脳科学を研究し、今回の研究を統括した山川義徳氏は、発表について「十分に立証されておらず、行き過ぎた表現があった」と報告。一方、実験手法については、チョコ以外の様々な食品や運動でも調べており、これらの結果と比べることでチョコを食べなかった人のデータを補える、という趣旨の説明をしたという。

 有識者会議は、実験手法が科学的に妥当だったか検証するため、別の脳科学の研究者から意見を聴くことにした。(杉本崇)

朝日新聞社

最終更新:5/18(木) 19:16

朝日新聞デジタル