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国内に火種抱え初外遊=中東・欧州、サミットへ―トランプ米大統領

時事通信 5/18(木) 16:33配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は19日、就任後初の外遊となる中東・欧州歴訪に出発する。

 ロシアによる米大統領選介入疑惑を捜査する特別検察官が任命されるなど、国内に火種を抱えた中での本格的な外交デビューとなる。国際的課題に米国がどういう姿勢で臨むかを示し、「米国第一」を掲げてきた政権への懸念を和らげることができるかが問われる。

 トランプ氏は最初にサウジアラビアを訪れ、サルマン国王と会談するほか、湾岸協力会議(GCC)首脳らとの会議に出席。さらに、イスラム圏50カ国以上の指導者と会合を開き「過激主義に立ち向かう必要性」(マクマスター大統領補佐官)を訴える。

 一連の会合では、米軍主体の有志連合がシリアやイラクで進める「イスラム国」(IS)をはじめとした過激派組織の掃討で結束を確認。ホワイトハウス高官によれば、米政府は「中東における北大西洋条約機構(NATO)のような機構」創設も視野に、安全保障の枠組みづくりを提唱することも検討している。

 トランプ氏は続いてイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談。イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムにも足を延ばし、自治政府のアッバス議長と会談する。両者の「仲介役」(トランプ氏)として、停滞する中東和平交渉の再開に向けた糸口を探るとみられる。

 24日にはバチカンでフランシスコ・ローマ法王と会談。ホワイトハウス高官は、米大統領がイスラム教、ユダヤ教、キリスト教カトリックの本拠地を続けて訪れることで、それぞれの宗教圏の諸国に「過激主義に対抗し団結するよう呼び掛ける象徴的な意義」があると強調する。

 トランプ氏は25日にブリュッセルで、米・欧州連合(EU)首脳会談、NATO首脳会議に出席するとともに、今月就任したフランスのマクロン大統領との初会談にも臨む。26、27の両日には、イタリア南部シチリア島タオルミーナで開催される先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に参加し、27日中に帰国の途に就く。 

最終更新:5/18(木) 17:01

時事通信