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「日本のユーザーは“V7”を欲している」――ダイソンが広げるコードレスクリーナーの世界

5/18(木) 19:29配信

ITmedia LifeStyle

 ダイソンが5月18日に発表した新しいコードレススティッククリーナー「V7」シリーズは、評価の高い最上位機種「V8」シリーズのエッセンスを多分に取り込んだ下位モデルだ。その製品コンセプトと狙いについて、同社フロアーケア担当のグローバル カテゴリー ディレクターのJohn Churchill(ジョン・チャーチル)氏に話を聞いた。

人類の進化……ではなく、掃除機の進化を示したスライドでコードレスクリーナーの便利さをアピール

――「V6」「V8」の後に「V7」が登場しました。シリーズ名の順番が前後した理由を教えてください

チャーチル氏:2016年5月に発売した「V8」シリーズは、それまでの「V6」シリーズで指摘されていた数々の問題を解決した画期的な製品でした。新モーターで吸引力を向上させながら、コードレスクリーナー最大の課題であったバッテリー駆動時間をそれまでの倍に延ばし、同時に騒音を最大50%も抑えました。私は、V8ユーザーのフィードバック(喜びの声)を聞いて驚き、それをより多くの人に体験してほしいと考え、(モーターを変更して価格を抑えた)V7シリーズを作ったのです。

――バッテリー駆動時間はV8シリーズの40分に対し、30分と短くなりました。問題はありませんか?

チャーチル氏:バッテリー駆動時間は延ばせば延ばすほど、より多くの人に魅力を感じてもらえると思います。しかし、住宅にはさまざまなタイプがありますし、日本の家庭で掃除にかける時間を調査したところ、多くの場合は30分で十分に足りるという結果を得ました。日本の皆さんはV7を欲している――そう考えて新しい選択肢を用意したのです。

チャーチル氏:気をつけたのは、われわれのコードレスクリーナーは決して補助的な掃除機(サブ機)ではなく、メインの掃除機として使える、ということ。駆動時間が満足のいくものであれば、コードレスクリーナーはとても便利です。コードをコンセントに挿す必要がなく、押し入れに収納する必要もありません。掃除する時間の短縮になります。

――V7シリーズに搭載された「DDM V7」は、2015年に発売した「V6」シリーズのモーターを改良したものと聞いています。具体的に何が変わったのでしょうか

チャーチル氏:プリント回路基板(PCB)などに改良を加えています。モーターの制御の仕方を変え、より少ないエネルギーで駆動させることを可能にしました。V8シリーズと比べると短いですが、V6シリーズ(20分)に比べると1.5倍。リチウムイオンバッテリーの採用と合わせて運転時間の延長を実現しています。

――今回、V6モーターを改良した技術でV8モーターを進化させることもできるのではないですか?

チャーチル氏:そうかもしれませんね。ダイソンでは1992年以来、2億ボンドをモーターに投資してきました。現在も240人のエンジニアが常にモーターの開発に携わり、3~4世代分の技術開発に取り組んでいます。

 ダイソンは2006年に最初のコードレスクリーナー「DC16」を発売しましたが、そのときは他社製のモーターを採用していて、バッテリー駆動時間も足りていませんでした。この問題をダイソンは、モーターを自社開発することで解決したのです。世界でもっとも効率の良いモーターを作りたい。バッテリーも開発したい。その2つを組み合わせ、(V8シリーズのような)大きなステップを踏み出すことができました。年々、ダイソンの技術革新に対する期待は高まっていますが、われわれはすべての分野に対して“革新的な製品”を送り出す意気込みで取り組んでいます。

最終更新:5/18(木) 19:29
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