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短距離走、号砲まで間隔長い方が好スタート 日本人の9秒台に秘策?立命大実証

産経新聞 5/18(木) 14:27配信

 陸上の短距離走で、スターターが「用意」の声をかけてから号砲までの間隔が長い方が、素早くスタートを切れる傾向にあると、立命館大スポーツ健康科学部の大塚光雄助教(スポーツ科学)らのチームが明らかにし、18日付のスイス科学誌「フロンティアーズ・イン・サイコロジー」電子版で発表した。

 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台が期待されているが、大塚助教は「好タイムを出すには、ピストル音を発射するタイミングを比較的長めにすると良いと考えられる」と提案している。

 研究チームは平成26年11月、滋賀県草津市の立命館大びわこ・くさつキャンパスで、国際大会経験者を含む20代の男性競技者20人で実験した。

 近年の国際大会では「用意(セット)」から号砲までの平均が1・78秒で、実験では1・465秒~2・096秒の5段階に設定。5メートルの全力疾走を行い、体が動き出す「反応時間」のデータを集めた。

 この結果、間隔が最も短い1・465秒の場合の反応時間は平均0・156秒であるのに対し、最も長い2・096秒の場合は平均0・117秒だった。

 大塚助教は「間隔が長い方がスタートに備えることができるため、反応が早くなるのかもしれない」と推測。ただ、遅くしすぎるとフライングを誘発する可能性があり、「一定程度にすることが重要だ」としている。

最終更新:5/18(木) 14:57

産経新聞