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18歳“強カワ”アマ常文恵 日本ツアー初挑戦 藍と練習ラウンド

スポニチアネックス 5/18(木) 10:30配信

 米国のアマチュア大会で活躍し、昨年帰国した常文恵(18)が、19日開幕の中京テレビ・ブリヂストン・レディース(愛知・中京GC石野C)で日本ツアーに初挑戦する。常は3月に行われた主催者推薦枠を争う試合で優勝を遂げ、今大会の出場権を獲得。15日に現地入りし、キャディーを務めるコーチのジミー常住氏(35)と2人で入念にコースの下見を行った。

 会場の中京GC石野Cは6401ヤード、パー72と決して長くはないが、鬼才ピート・ダイの監修で各ホールに微妙なアンジュレーションが施され、グリーンは速く、要所要所にバンカーが配された戦略性の高いコースだ。

 16、17の2日間で36ホールを回った18歳は、はやる気持ちを抑え切れない様子で「アップダウンのあるコースですが、フェアウェーは広く感じます。ショットは悪くありませんから後はパット。グリーンの起伏をしっかり読んでいきたいです」と意気込みを語った。

 17日の練習では、日本ツアーに参戦中の宮里藍とスタート時間が同じタイミングになり一緒にラウンドを行った。

 常は富山県高岡市で生まれ、父・国保さんの転勤で7歳の時に中国・上海に渡り、8歳でゴルフを始めた。14歳で米国にゴルフ留学した後は、ジュニアの大会で優勝を重ね、プロが中心のミニツアーで2位に入る健闘も見せた。さらに、全米女子アマ選手権と並ぶアマ最高峰の14年全米女子アマパブリックリンクスでは、15歳2カ月で史上2位となる年少Vを飾り、米アマゴルフ界の話題をさらった。

 同大会は13歳8カ月の最年少V記録を持つミシェル・ウィーや米女子ツアーの元賞金女王・ツェンヤニらが歴代優勝者に名前を連ねるいわばプロの登竜門。常も将来性を認められ、タイガー・ウッズらが在籍した名門スタンフォード大などから進学の勧誘を受けた。

 だが、国籍を持つ日本でプレーすることを望み帰国を決断。昨年7月に米国を離れ、千葉県内のゴルフ場を拠点に、常住氏の指導を受けながら国内のアマ大会に出場し経験を重ねた。5月6、7日に行われた有力競技の東日本女子アマチュアゴルファーズ選手権決勝(過去に渡辺彩香、成田美寿々、若林舞衣子らが優勝)では、最終日が雷雨で中止となり、初日のスコアで順位が確定したため3位に終わったが、中止直前の10番までトップに立ち、競技が続行されていれば逆転優勝の可能性も十分あった。

 そうしたこれまでの実績に加え今回、中京のギャラリーに注目されそうなのが、そのプレースタイルだ。平均260ヤードに迫る1Wの飛距離は、プロに交じっても引けを取らないパワフルさ。実際、東日本選手権では同伴競技者を30ヤード以上もアウトドライブする場面もあった。常が中国で生活していた頃からアドバイスを送る常住氏は「彼女のショットの特長は飛んで曲がらないところです。スイングも力みがなくリズムがいい。でも、飛距離はもちろん大きな武器ですが、アプローチも帰国してからバリエーションが増え多彩になりました」とその成長ぶりを証言する。

 個性的な選手が増え、活況を呈している日本ツアーに、新たなヒロインが生まれるか。

最終更新:5/18(木) 13:16

スポニチアネックス