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<日銀福岡支店>九州景気判断引き上げ 8カ月ぶり上方修正

毎日新聞 5/18(木) 19:54配信

 日銀福岡支店が18日発表した5月の九州・沖縄の金融経済概況は、景気全体の基調判断を「地域や業種によってばらつきがみられるものの、緩やかに拡大している」とし、前回の「緩やかに回復している」から引き上げた。上方修正は8カ月ぶり。日銀福岡支店が「拡大」の表現を盛り込んだのは、バブル期末の1990年10月以来、26年7カ月ぶりとなった。

 秋山修支店長は「バブル期と同じというのは違う印象があるかもしれないが、九州・沖縄の経済は需要が供給を上回るところまできたという判断だ」と説明した。

 項目別でみると、個人消費と雇用・所得の2項目の判断を引き上げた。個人消費は百貨店で春物衣料の販売が好調だったほか、観光面でも宿泊料金などが割引となる「九州ふっこう割」の終了後も国内客の持ち直しがみられた。企業の人手不足感の強まりから求人も増加しており、雇用・所得の情勢も改善している。輸出や生産など5項目は据え置いた。

 先行きについて、熊本地震の復興需要の本格化に加え、企業収益の改善が投資や消費につながる好循環が続くことが期待されるとした。一方、海外情勢や人手不足の影響を注視する必要があると指摘した。【神崎修一】

最終更新:5/18(木) 19:54

毎日新聞