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<電力小売り>福岡・やめエネルギーが事業開始 地産地消

毎日新聞 5/18(木) 20:34配信

 福岡県八女地域の中小企業73社が出資する地域エネルギー会社「やめエネルギー」(同県八女市)が18日、電力小売り事業を開始した。人口減少が指摘される中で地域資金の循環を目的にエネルギーの地産地消の実現を目指す。八女地域を中心に事業展開し、年間目標売上高は5億~6億円。多数の地元中小企業が資本参加する地域エネルギー会社は全国でも珍しいという。

 同社は1月に設立。農業や林業、製造業など地元企業が資本参加している。太陽光発電など地域の再生可能エネルギーを積極的に利用し、再エネ構成比率50%以上を目指す。当初は、福岡県みやま市などが出資する「みやまスマートエネルギー」から電力を調達し、その後、市場調達などに切り替える予定。

 サービスの名称は「やめのでんき」。電気料金は家庭向けプランの場合、九州電力より年間2~5%安くなるという。初年度契約獲得目標は家庭向け450件、事業所向け80件とした。事業が軌道に乗った後、収益の一部を高齢者や子供の見守りサービスなどで地域に還元する方針。

 やめエネルギーの本村勇一郎社長は事業開始式典で「地域で資金とエネルギーを循環させ、行政や地元の人々と共に地域を活性化させたい」と話した。【高芝菜穂子、浅川大樹】

最終更新:5/18(木) 20:34

毎日新聞