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ギターの相棒に最適!? フェンダーの世界初Wi-Fiギターアンプ「MUSTANG GT」でプロが演奏

Impress Watch 5/18(木) 17:38配信

 フェンダーミュージックは、ギターアンプとして世界初となるWi-Fiを搭載、歴代フェンダーアンプのモデリング機能、Bluetoothスピーカー機能も備えた「MUSTANG GT」シリーズのメディア向け紹介イベントを開催。プロギタリストの菰口雄矢氏が登壇し、製品のサウンドや使い方を実演した。

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 製品の概要は7日に掲載した記事で紹介しているが、「MUSTANG GT」シリーズ3機種は5月下旬発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「GT40」が28,800円前後、「GT100」が50,000円前後、「GT200」が72,000円前後となっている。

 「フェンダーが提案する次世代のギターアンプ」と位置づけられ、根強い人気の「‘59 BASSMAN」や定番の「‘65 TWIN REVERB」などのヴィンテージトーンから、ポップ、ロック、モダンメタルサウンドまで、幅広いジャンルに対応するアンプモデリング機能と、スタジオクォリティというエフェクトも装備。

 エレクトロニクス製品のプロダクトマネージャーを担当する藤川真人氏は、創立者のレオ・フェンダー氏が、1946年にフェンダーブランドとして初のアンプを発売。その後も、ミュージシャンの意見を取り入れながら開発を進め、やがてクリーントーンが評判となり、「Bassman」、「Twin Reverb」など、フェンダーアンプの代名詞的な製品が次々と登場した歴史を紹介。

 '90年代に入っても進化を続け、2011年にはデジタルアンプの「MUSTANG」シリーズを投入。「フェンダーのギターアンプの中で一番売れているシリーズであり、そのMUSTANGシリーズの最新モデルがMUSTANG GTになる」という。

 こうした歴代の名機を再現するモデリング機能を備えており、「開発には約3年かかっている製品だが、トーンがどこまで実物に近いものを出せるか、音にこだわり、デジタル技術を駆使していかにアナログライクなサウンドを出せるかという追求に時間をかけた」(藤川氏)という。

 エフェクターも47種類を搭載。用意されたプリセットに加え、ユーザーが自由にカスタマイズして、好みの音を作る事もできる。藤川氏によれば、これらは今後のファームウェア更新でアップデートされる予定もあるという。

 Wi-Fiも搭載しているのが特徴で、アーティストやフェンダーが作成したプリセットを、パソコンなどを使わず、ギターアンプで直接ダウンロードしたり、前述のファームウェアアップデートもOTA(OVER THE AIR)で可能。

 Bluetoothスピーカーとしても利用でき、スマートフォンなどと連携し、ワイヤレスで音楽再生が可能。バックトラックや好きな曲を流しながらギターソロやリズムギターを重ねてセッションするといった使い方もできる。

 会場では、バックトラックをスマートフォンからBluetoothで送信・再生し、その音に合わせてギタリストの菰口氏が演奏するといったデモも行なわれた。

 本体にディスプレイを備え、プリセットの切り替えや各種設定が可能。iOS/Android向けにスマホアプリ「FENDER TONE」も用意。各機能をスマホからコントロールできるほか、自分が作成したサウンドのプリセットをクラウドにアップロードし、他ユーザーと共有する事も可能。前述のように、フェンダーのサウンドエンジニアやアーティストが監修・作成したプリセットの管理や活用もアプリからできるようになっている。

 上位機のGT200にはフットスイッチが付属し、ギターアンプと連携可能。ルーパー機能を使い、1人で演奏している時も、フレーズを重ねて録音していける。録音可能時間は約60秒。

 GT200以外のモデルも別途フットスイッチを購入(8,900円/7月発売予定)すれば、ルーパー機能が利用可能。フットスイッチには4つのボタンを備え、エフェクトやチューナ機能をハンズフリーでコントロールできる。

 ユニットは、GT40が6.5インチ×2、GT100が12インチ×1、GT200が12インチ×2。アンプはデジタルアンプ。出力はGT40が40Wで、デスクトップやブックシェルフへの設置を想定。GB100は100Wで、リハーサルスタジオ、レコーディング、小規模会場でのライブに対応。GT200は200Wで、中~大型会場でのライブに最適という。

 外形寸法と重量は、GT40が38.73×21×26.7cm(幅×奥行き×高さ)、6.25kg。GT100が52.1×25.4×44.5cm(同)、9.97kg。GT200が64.77×25.4×53.08cm(同)、15.4kg。

 実際に演奏し、活用した感想として菰口氏は、「フリーのバックトラックをスマートフォンからBluetoothで流しながら演奏するなど、現代らしい練習が手軽にできる。ルーティングもでき、オーバーダブも可能なので、フレーズが思いついた時など、作曲のツールとしても使える。ギターアンプとして軽いもの良い。今回はGT200を使ったが、家や楽屋で楽しむならサイズの小さいGT40がいい」と語った。

■「“ゲームチェンジャー”になる」

 フェンダーミュージックのEdward Cole社長は、「ギターをプレイする時に、アンプは非常に重要。フェンダーには、70年以上積み重ねた技術、ノウハウがあり、それを現代のプレーヤーのニーズに合うよう、モダナイズしたものが今回のMUSTANG GT」と説明。

 さらに、「今回の製品は、あらゆる層のユーザーをターゲットとしている。スマホアプリのFENDER TONEも、今後のフェンダーのデジタル戦略にとって非常に重要なもの。音楽がライフスタイルと切り離せない、人生にとって重要なものになっている今、(ギターの)ビギナーからプロ、さらには、いつかギターを弾いてみたいと考えている人、そして音楽を楽しむ人達も含めて、我々は“ポテンシャルプレーヤー”と認識している。そうした人達に、自分の表現や楽しみを追求していただくための製品で、“ゲームチェンジャー”になるものだと考えている」と語った。

AV Watch,山崎健太郎

最終更新:5/18(木) 17:38

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