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<韓国>光州事件式典、文大統領が出席 現職は4年ぶり

毎日新聞 5/18(木) 21:12配信

 【ソウル大貫智子】民主化を求める市民と軍が衝突した1980年の「光州事件」の犠牲者を追悼する式典が18日、韓国南西部・光州(クァンジュ)市の「国立5・18民主墓地」で開かれた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が現職として4年ぶりに出席し、保守の李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)両政権時代に見送られていた、民主化運動を象徴する歌を斉唱した。就任から1週間余りで、革新色を帯びた政策転換が相次いでいる。

 式典で文氏は「新政府は5・18民主化運動と(朴前大統領の退陣運動)ろうそく革命の精神に従い、民主主義を完全に復活させる」とあいさつ。「あなたのための行進曲」を出席者と手をつないで歌った。

 この歌は、民主化運動の犠牲者を追悼する内容だが、朴正熙(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)両軍事政権の流れを引き継ぐ保守層は「労働運動の歌」と反発。李政権は出席者全員で歌う斉唱ではなく、合唱団が歌う方式に変更した。文氏は民主化運動に身を投じた経歴があり、再び斉唱方式に戻すことを公約していた。

 文氏は12日、朴前大統領が導入を決めた歴史教科書国定化の廃止を発表するなど「脱朴槿恵」政策を打ち出し、国民の好感を得る一方、一部保守層は反発している。

最終更新:5/18(木) 21:50

毎日新聞