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<徳川家光>発見の経典2巻、初公開 徳川美術館

毎日新聞 5/18(木) 21:32配信

 第三代将軍・徳川家光の十七回忌の供養で奉納された経典33巻のうち、所在不明だった2巻が愛知県内で見つかり、徳川美術館(名古屋市東区)が18日、特別展「金と銀の国 ジパング」で一般公開を始めた。金の装飾などが施された豪華な経典は、当時の徳川家の隆盛を伝えている。

 公開されたのは、江戸期の高僧・俊海筆の「化城喩品(けじょうゆほん)」と公家・園基福(その・もとよし)筆の「法師功徳品(ほっしくどくほん)」。明治時代の廃仏毀釈(きしゃく)の動きの中で所在不明になり、現在まで「幻」とされていた。

 紺地に金色の経文が書かれ、釈迦(しゃか)と弟子たちの姿も細密に描かれている。軸には水晶を用い、表紙には金糸で葵(あおい)紋が織られている。同館によると、保存状態が良く、美術品としての価値も高いという。

 今年4月、県内在住者から徳川美術館に「葵紋が付いた経典がある」などと連絡があり、判明した。28日まで展示される。【長谷部光子】

最終更新:5/18(木) 21:41

毎日新聞