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<飯塚事件再審抗告審>実質的な審理を終える 福岡高裁

毎日新聞 5/18(木) 21:34配信

 福岡県飯塚市で1992年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑を執行された久間三千年(くまみちとし)・元死刑囚(当時70歳)の再審請求即時抗告審の3者協議が18日、福岡高裁(岡田信裁判長)であり、実質的な審理を終えた。協議後に記者会見した弁護団によると、高裁は再審の可否を決定する時期については示さなかった。

 即時抗告審で弁護側は、被害女児の体内などから見つかった血液のDNA型鑑定で久間元死刑囚のDNA型は検出されておらず、この血液の血液型鑑定の手法も誤っているなどと主張した。弁護団の徳田靖之弁護士は「それなりの手応えを感じた。高裁は再審開始に向けての良い決定を出してくれるのではないかと思う」と述べた。

 久間元死刑囚は94年の逮捕時から一貫して否認していたが、2006年9月に死刑判決が確定。再審請求を準備していた08年10月に死刑執行された。09年10月に妻が再審請求したが、福岡地裁は14年3月に請求を棄却し、弁護団が即時抗告していた。【菅野蘭】

最終更新:5/18(木) 21:34

毎日新聞