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高安、大関“マジック5”…八角理事長「上がっていく勢いを感じる」

スポーツ報知 5/19(金) 6:05配信

◆大相撲夏場所5日目 ○高安(寄り切り)遠藤●(18日・両国国技館)

 関脇・高安が前日に兄弟子の横綱・稀勢の里を破った前頭筆頭・遠藤を力強く寄り切って初日から5連勝。今場所10勝で“当確”となる大関昇進に必要な勝ち星の半分に到達した。全勝は高安、白鵬、日馬富士の3人。

 高安が、漂い始めた大関の風格で国技館を酔わせた。初日から無傷の5連勝。15本の懸賞金を受け取っても顔色ひとつ変えなかった。4日目に稀勢の里から初金星を奪った遠藤に左四つ。「自分に流れがありましたから。手順良くしっかり前に出ました」。右からおっつけて相手の上手を切り寄り切った。兄弟子の敵討ちと言わんばかりに一蹴した。

 「毎日気分良く取れてます」。支度部屋では言葉を選ぶように、静かに口に開いた。2場所連続で初日からの5連勝は自身初。初日から10連勝して12勝を挙げた先場所から好調を維持している。「内容も全体的にいいと思います」。大関昇進の目安となる3場所合計33勝には10勝が目安だが、5日目で既に“マジック5”とした。

 15本の懸賞にはファンの期待も込められていた。ファン投票で選ばれる森永賞は、4日目まで全て稀勢の里の取組についていたが、この日初めて高安についた。フィーバーを巻き起こす兄弟子の陰に隠れてきた大関候補への期待が実証された。取組後、付け人に森永賞がかかっていたことを聞かさると「うれしいですよね」と実感した。

 場所前には15戦全勝での優勝を公言していた。過去に関脇で初優勝した場所後、大関に昇進した力士は15人いるが、八角理事長(元横綱・北勝海)も「上がっていく勢いを感じるよ。内容がいい」と絶賛した。「しっかり前向きな相撲を取って行きたい」。大関と初賜杯。2つの大物を一度で仕留めそうな風格がある。(秦 雄太郎)

最終更新:5/19(金) 8:45

スポーツ報知