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横審・北村委員長、稀勢の里に「優勝争い? 今場所は求めない」

スポーツ報知 5/19(金) 6:23配信

◆大相撲夏場所5日目 ○稀勢の里(寄り倒し)千代翔馬●(18日・両国国技館)

 国技館で本場所総見した横綱審議委員会(横審)の北村正任委員長(76)は3勝目を挙げた稀勢の里を評価する一方、この日から休場した横綱・鶴竜を酷評した。

 横審の北村委員長が手負いの2横綱へ対照的な評価を口にした。今年2月の就任後初の本場所総見。左上腕などの負傷をおして奮闘する稀勢の里には「優勝は無理でしょうけど、言われたほど(けがが)ひどくなくて安心しています」とホッとした表情。横綱は賜杯を争うことが求められるが「優勝争い? この際、今場所は求めない。優勝出来ないから出ない、ではダメ。ファンも(出場を)望んでいるし、全部勝てとは思っていない」と土俵に立つだけで合格点だと言い切った。

 一方で今年2度目の休場となった鶴竜には厳しく「彼の方が心配。どこが本当に悪いのか、もう少し頑張ってもらわないとね。横綱の責任を果たしていない」とバッサリ。当たり前のように満員御礼が続く館内の雰囲気に「稀勢の里の人気はめちゃくちゃだね。おかげで相撲人気が(さらに)上がりました」と和製横綱の集客力を絶賛した。

 稀勢の里は、4日目の初金星配給を引きずらず、初顔相手に10連勝。しつこく生命線の左を殺しに来る千代翔馬に苦しみながらも我慢し、両まわしをつかむと体ごと寄り倒した。だが自身の相撲に納得いかなかったのか支度部屋ではイライラ。多彩に仕掛けてくる相手に落ち着いていたかを問われ「そうだね」と一言だけ残し国技館を後にした。

最終更新:5/19(金) 8:35

スポーツ報知