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民進・辻元清美氏「首相はご都合主義。改憲論じる資格なし」 衆院憲法審査会、1カ月ぶりに議論再開

産経新聞 5/18(木) 10:31配信

 衆院憲法審査会は18日午前、約1カ月ぶりに議論を再開し、安倍晋三首相(自民党総裁)による憲法9条改正と2020(平成32)年の新憲法施行という提案を巡り与野党が激論を交わした。

 首相による3日の改憲発言後初めてとなった審査会では民進党の中川正春氏は首相発言について「国会の立法権を著しく侵害すると同時に、議事の混乱を引き起こす行為だ」と批判し、「厳重な抗議と一連の発言の撤回を求め、審査会での決議を求める」と述べた。

 9条改正については民進党の辻元清美氏が「自衛隊が『違憲』といわれる余地をなくすべきだというが、安全保障法制のときに、9割の学者が憲法違反と言ったのに、強行採決した。都合のいいときに立憲主義を持ち出すのはご都合主義だ。そういう姿勢で憲法改正を論じる資格はない」と批判した。共産党の赤嶺政賢氏も「9条改正はあきらめるべきだ」と述べた。

 自民党の平沢勝栄氏は「発言は自民党に向けて述べられた。何が問題なのか、さっぱり理解に苦しむ」と反論した。

 この日の審査会は、「国と地方の在り方」をテーマに与野党が自由討議を行った。自由討議は4月13日に行われる予定だったが、法案採決や今村雅弘前復興相の辞任、首相発言に民進党が反発して、同月20日の専門家の参考人質疑をはさんで3度、開催が見送られていた。

 18日の審査会では日本維新の会の足立康史氏は「憲法審査会の政局化を主導した民進党に苦言を呈したい。政局の影響を受けないというのが憲法調査会以来の伝統だ」と民進党を批判し、民進党に党の改憲案を取りまとめるよう求めた。

 一方、自民党は年内に党としての改正案をまとめ、来年の通常国会に国会へ提示する方向で調整に入った。審査会での議論にも影響を与えそうだ。

最終更新:5/18(木) 11:17

産経新聞