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「PM2・5」対策などで化粧品続々 大気汚染物質は美容にも影響

産経新聞 5/18(木) 13:17配信

 微小粒子状の「PM2・5」などの大気汚染物質によるダメージから肌を守る化粧品が増えている。毛穴に入り込んだ汚染物質を洗い流す洗顔料などが登場しており、アンチポリューション(抗汚染)として注目を集めている。(栗井裕美子)

 米国の化粧品ブランド「ダーマロジカ」を輸入販売するタカラベルモント(大阪市中央区)は4月20日、ショールームでPM2・5などに対応した洗顔料「デイリースーパーフォリエント」(13グラム2808円)の発表会を開いた。

 参加した美容関係者ら約50人は、顔に当てた検査紙で汚染物質の量を確認し驚きの声をあげていた。

 ダーマロジカのトレーナー、ジョディ・アレイさんは「毛穴に入った大気汚染物質を早く取り除くことが大切。アンチポリューション関連の化粧品の市場はこれから伸びる」と話した。

 同商品は粉末状の洗顔料で、細かな物質を吸着する備長炭を配合。少量の水を加えて肌に塗り、軽くマッサージして洗い流す。

 開発にあたっては、ドイツの研究機関などが2010年7月に発表した研究成果を参考にした。

 研究は、都市部と郊外にそれぞれ長年住んでいる高齢の女性約400人の肌を調べたもので、都市部に住む女性のほうがシミが多いことなどを明らかにした。大気中の汚染物質が増えると肌の色素沈着が多く現れるという。大気汚染物質は、ぜんそくなどの呼吸器系や循環器の疾患を引き起こすだけでなく、美容にも影響を及ぼす可能性が高いことが知られるようになった。

 いち早く関連商品を投入したのは米国の化粧品ブランド「クリニーク」。平成23年3月、大気中の汚染物質が肌に付着するのを防ぐスキンケア製品「イーブン ベター シティ ブロック ポリュテクション 40」(30ミリリットル5616円)を発売した。

 資生堂は28年8月に保護用クリーム「dプログラム アレルバリア クリーム」(35グラム希望小売価格3240円)を、29年1月には化粧下地にも使えるクリーム「同 エッセンス BB」(40ミリリットル同)を投入した。

 資生堂の製品を愛用しているという京都市左京区の会社員女性(38)は「PM2・5などが飛散する時期には肌がかゆくなる。無意識に触って肌が赤くなってしまうので、対策の化粧品があると症状が和らぐので助かる」と話す。

最終更新:5/18(木) 13:17

産経新聞