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アントニオ猪木氏会見詳報(上) 元秘書の野田数氏を公金着服で刑事告訴 「『この野郎、ぶっ殺してやる』という気持ちも」

産経新聞 5/18(木) 16:21配信

 アントニオ猪木参院議員は18日、国会内で記者会見し、猪木氏の元政策秘書で現在は小池百合子東京都知事特別秘書の野田数氏が、猪木事務所に務めていた平成25年からの約1年間、政党助成金など計1120万円の公金を着服していたと明らかにした。26年12月に刑事告訴したという。

 猪木氏側によると、野田氏は全国会議員に月額100万円支給される文書通信交通滞在費から820万円、猪木氏が当時所属していた日本維新の会を通じて得ていた政党助成金から300万円をそれぞれ着服した。事務所名義の口座から不審な引き落としがあったことなどから判明。猪木事務所は26年7月、金銭管理を担当していた女性秘書とともに野田氏を解雇したという。

 猪木氏は会見で「『この野郎、ぶっ殺してやる』と思う気持ちと『器の大きさを試されているのかな』という思いで、彼がテレビに出てくる場面を見ていた」と心境を吐露。「国会議員である以上、金銭の問題についてはきちっとみていかなきゃいけないことは反省している」とも述べた。

 会見での主な発言は以下の通り。

 《冒頭、秘書が記者会見を開くに至った経緯を説明し始めた》

 秘書「本日のアントニオ猪木の会見は、元アントニオ猪木秘書、現小池百合子特別秘書、都民ファーストの会代表、野田数氏の公金横領に対しての告訴に関する記者会見ですので、本件以外のご質問にはお答えできません。あらかじめご了承ください。本日、アントニオ猪木は参院議員として立場から会見を行います」

 「また、アントニオ猪木は告訴・告発を平成26年12月12日に行っております。週刊新潮誌が報じるまで本件は報道されることはありませんでしたが、決して本件の告訴・告発は最近行ったものではないことをご理解ください。私どもは野田数氏を告訴・告発し、その後の警視庁での捜査状況に関しては辛抱強く見守っている立場でございます。捜査状況に関するご質問にはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。以上ご理解お願いします」

 ■猪木氏の冒頭発言

 「元気ですか! 元気があれば何でもできる。元気があればカネをくすねちゃいけないということで、今、説明があった通りです。もうすでにいろいろ手配はしてあったものですから、後は警察の返事待ちの状況で。それよりも私の気質を自分で説明しますと、本当に小さいことはどうでもいいという趣旨なものですから、毎日いろんなことが起きて過ぎていき、人生観に関して自分なりの哲学を持っています」

 「ただ、今回の件はプライベートなことではない、一つに公金という問題が絡んでいます。皆さんから連日いろいろ問い合わせが入ったようですから、あえてこういう会見をさせていただきます。何か質問があればどうぞ」

 ■質疑応答

 --公金横領は具体的にいつどんな形で行われたのか

 「私が3年前、4年ですか。当選したときに…、ちょっと話がそれますが、政治に出るつもりもなかったんですが、元気がないということで政治。やっぱり秘書の問題が一番大きな問題なので、身内はダメということ、そういうようなことで、当時、維新の藤井先生という方から(野田氏が)都議選で落選して浪人しているということで、何とか面倒をみてくれないかみたいな話が(あった)。私としても人材がいなかったものですから、喜んでという形で受け入れたんですね」

 「同時に北朝鮮問題もいろいろありましたし、もうとにかく事務所に委員会以外はほとんどいろんなところに呼ばれたりしています。事務所の管理という(点では)、当然これは私の自己反省もしないといけない。というよりは、議員はよくこういう問題が起きたときに信頼できる人間に任せて、本当に国のためにそういう活動をしている。私も、ですから、そういうような間違いがなければ任せたという形で、いちいちお金の、金銭のチェックもすることがありませんでした」

 「あるときに気付いて『ああ、これはおかしいな』ということが発覚しましてね。それで、できるだけ穏便にということで、私のアドバイザーがいまして、その方たちに、彼らには辞めてもらおうということになりました。事務所は当然夜は、私なんかは仕事が終われば家に戻ります。その翌日、全てのものがなくなっていた。印鑑、代表印、それから領収書、それからネットに全部あったいろんなスケジュールとか、いろんなもの。それも全部消されてしまいましてね。ネットの場合、一部はちょっと起こすことができましたけど、ほとんどは起こせない。それから電話番号もなくなってしまった」

 「彼が最近テレビによく出てくるので、私なりに『人間修行をさせてもらっているのかな。この野郎、ぶっ殺してやる』と思う自分の気持ちと、そういうようなことに自分自身が向き合っていく…、自分なりに言うのはおかしいんですが、『猪木の器の大きさを試されているのかな』、そんな思いで、彼がテレビに出てくる場面を見ておりました」

 「これはあくまでもやっぱり、いつも問題になることは公金という問題ですから、今まで私は何十億か分かりません、そういう会社関係の部分で皆さんにお金を持っていかれたこともあるし、その人生なものですから、皆さんから怒られるかもしれないけど、とんでもない。もう一つ、やっぱり国会議員である以上、そこの金銭の問題についてはきちっとみていかなきゃいけないということも反省しています」

最終更新:5/18(木) 18:18

産経新聞