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アントニオ猪木氏会見詳報(下) 「俺を名誉毀損で訴えればいい。そうすれば一番話が早い」

産経新聞 5/18(木) 16:40配信

 --週刊新潮が1100万円を横領されたと報じたが、猪木氏側の認識も掲載内容の通りか

 「(横領額は)もっと(多い)でしょうけどね。一応、証明できる数字という部分で。トータル的には4000万近いお金みたいな話ですけど。私が知らないところでお金が動いていたと。これはちょっと、よくもっとあれして調べてみないと分からない」

 --公金とは具体的に何がいくらで、野田氏はどう横領したのか

 「例えば政党助成金というのが、当時まだ維新だったから入った部分、あるいは文書交通費というのがありますが、私の申告には50万円、実際には100万円なんですけど、(野田氏は残りの)その50万をピンハネというか何かしていた。具体的な数字は秘書がおりますので聞いていただければ」

 「一応訴えを起こしたわけですから、その上やはり今、政治の流れが非常に大きく変わろうとしている中で、そういうような傷を持つというか、都民ファーストという人たちがみんな彼にすり寄って公認とかをもらうみたいな話もちょっと聞いております。ここでしっかりただしておく必要があると思います」

 「最近(野田氏が)テレビによく出ていたから『まあ、こいつも頑張っていいかな』という、そういう自分の半面もあるんですけどね。一方で、そういうテレビに出て、まあ噂によるといろんな権力をふるっていることも聞きますんで。そういうようなところにまた都民ファーストという、皆さんが…これはしようがない。バッジをはめるためには人の力を借りなきゃいけない。人にすり寄らなきゃいけない。そんなことをちょっと私なりに見ていくときに『こんなんでいいのかな』というのが私の本音です」

 --26年に刑事告訴したそうだが、起訴状が受理されたのはいつか

 「ちょっと後で(秘書に)聞いてくれるかな」

 --受理されたのか

 (事務方「されている。平成26年12月12日です」)

 --会見のタイミングについてききたい。都議選が7月に迫っている。もっと前に会見しなかった理由は

 「(都議選とは)全く関係ないんですけど、新潮さんが一生懸命追っかけたみたいで。よくいろんな方が、今日の会見も記事も俺が仕掛けたと言っている方がおられるようですけど、そういうのは全くなくて、私個人のあれでですね、こういう流れになってしまった。皆さん、電話もいろいろ事務所に入れてくれますんで、インタビューする時間もほとんどないものですから、こういう会見をさせていただきました。だからそういう絡みはありません。…何でも(質問してください)。『バカ野郎! 国会辞めろ』と怒ってください」

 --都議選が間近だからこういうことを明らかにしたわけではないと

 「ないない。新潮さんにインタビューしてください。逆に。なんでこの時期に(報じたのかと)」

 --報道が出た後、野田氏本人や周辺の関係者から連絡はあったか

 「ないです。もう一切連絡取ってないし。一番困ったのはさっきも言ったように、代表印も何もみんな、通帳まで持っていかれちゃって。あと、どこかに隠してあったお金を何日か後に…女の子(野田氏とともに解雇した女性秘書)もグルになっていたのでね。私ははっきりいえば裸の王様みたいなものですよね。それで何日か後にハンコ、お金だったかな、返してきたんですね。今どき1回で何百万というお金を(一度に)下ろすことは結構難しいでしょう。どういう手口を使ったか(分からないが)。それでお金は…その一部ですよ。預金してあったお金を戻してきたと」

 --一部を戻したのは元女性秘書か

 「M(実際には実名)って名前です」

 --警察は現段階では動いていないのか

 「よく分からないですね、それは。弁護士さんを通じてやっていますのでね」

 --それについてはどう思うか

 「まあ、何ていうんでしょうかね。ウラ関係のお話というのか、弁護士さんがいい弁護士がつくかつかないか。最初にそれを出したときの弁護士さんというのは、そういう刑事事件が専門じゃなかったみたいなあれもあったということでね。その後、弁護士さんを代わってもらって」

 --発覚時、事務所で野田氏らから事情を聴いたと思うが、横領を認めたか。弁済はしていないのか

 「認めたからみんな持っていっちゃったんじゃないですか。『辞めていただきますよ』と言って私の代理人を通じてやったときに、その場に全部ハンコから何から持ち出して、ネットまで…。べつに何もなければ、まあ辞めさせることに何かを言うことはできたとしても、そこまでしなくたって別にいいんじゃないですか」

 --「やりました、ごめんなさい」というやりとりはなかったのか

 「いや、黙ってたんじゃないですかね」

 --公金を横領した疑いのある人が都議選をめぐり表舞台に出てきていることについて、率直にどう思っているか

 「まあ、人の人生ですからね。どうあろうと、それはそれで認めないといけないと思いますけど、ただ私の件に関してこういう者が、そういう権力の場についてという部分には、さっきも言ったように自分なりの人間修行かな。腹も立つけど、そんなものはどうでもいいよという自分の器を試されているような気もしたんです。ただし先ほども言った通り、公金という部分は俺の発想とは全く違う部分できちっとしなきゃいけない」

 「もしあれなら俺を名誉毀損(きそん)で訴えてくればいいじゃないですか。そうすれば一番話は早い。どうせ取った、取らない、やった、やらないみたいなインタビューをしたって、逃げて歩くでしょうから。Mという女の子が一番お金を、(野田氏の)指示で動いていましたから、その子を捕まえたら一番話が早いと思います」

最終更新:5/18(木) 18:52

産経新聞