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フィリピンへの開発援助をEUが打ち切り 300億円相当、人権批判受け比政権が支援拒否

産経新聞 5/18(木) 17:47配信

 【シンガポール=吉村英輝】欧州連合(EU)は17日、フィリピンに対して行ってきた開発援助を打ち切る声明を発表する。比の人権問題に対するEUからの批判にドゥテルテ政権が反発し、今後の援助受け入れを拒否したという。ロイター通信が、EUのジェッセン駐フィリピン大使の発言として伝えた。

 比側の対応は、ドゥテルテ氏が15日、中国の習近平国家主席と会談し、インフラ建設向けの5億元(約80億円)など、大型開発援助を取り付けた直後の動き。

 一方、比側が喪失するEUからの援助は約2億5千万ユーロ(約300億円)相当で、開発が遅れる南部のイスラム教徒居住地域支援などに使われる予定だった。

 欧州議会は3月、「超法規的殺人」などで約9千人の死者を出している比政府の違法薬物撲滅政策などを批判する決議を採択。ドゥテルテ氏が反発していた。

最終更新:5/18(木) 17:47

産経新聞