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クルーズ船で来日後に失踪 出し子?の中国人を逮捕、30件に関与か 警視庁

産経新聞 5/18(木) 20:29配信

 観光目的と偽ってクルーズ船で来日した後に失踪し、東京都板橋区の女性(92)からキャッシュカードをだまし取ったとして警視庁富坂署は18日、詐欺の疑いで、中国籍で住所不定の内装工、林(リン)文(ウェン)秋(チウ)容疑者(34)を逮捕した。同署によると、容疑を否認している。

 林容疑者は詐欺グループの「出し子」とみられ、同署は少なくとも約30件の同種の詐欺事件に関与しているとみて調べている。被害額は都内だけで約2千万円に上るという。

 逮捕容疑は2月、大手百貨店の社員や銀行協会の職員などを装って女性に電話をかけ、「カードが不正に使用された」などと虚偽の説明をし、キャッシュカードをだまし取ったとしている。このカードを使って約50万円を引き出していた。

 富坂署によると、林容疑者は平成17年に建造物侵入罪などで収監され、18年に中国に強制退去されたが、名前を変えて昨年2月、博多港に入港する大型クルーズ船で来日した。

 最大30日間の滞在が認められる「船舶観光上陸許可」を得て入国後に失踪し、不法滞在となっていたが、今年3月にJR秋葉原駅前で富坂署の捜査員に入管難民法違反容疑で現行犯逮捕されていた。

 捜査関係者によると、グループの仲間とは、中国人ユーザーが多いメッセージアプリ「微信(ウェイシン)」を使って連絡を取り合っていたという。

最終更新:5/18(木) 20:29

産経新聞