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(朝鮮日報日本語版) 北朝鮮を「敵」と呼ぶ文大統領「挑発時は強力報復」

朝鮮日報日本語版 5/18(木) 9:56配信

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、「北朝鮮の挑発と核の脅威を決して容認しない。国際社会と共に強く対処していく」と述べた。この言葉は文大統領が同日、ソウル市竜山区の国防部(省に相当)庁舎を訪れた際、14日に行われた北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12型」試験発射に言及して出たものだ。

 文大統領は「(北朝鮮の)弾道ミサイル発射は国連安保理決議に違反する重大な挑発行為であり、韓半島(朝鮮半島)はもちろん、国際平和と安定に対する重大な挑戦行為だ。就任1週間で国防部と合同参謀本部を訪れたのは、韓国の安全保障が今それだけ厳しい状況だからだ」と説明した。文大統領が就任後、政府部処(省庁)を訪れたのは、同日の国防部が初めてだ。

 さらに、「韓国軍は敵のいかなる挑発も容認しない鉄のような軍事態勢を維持している。もし敵が武力挑発を強行すれば、ただちに強力な報復ができる意志と能力を持っている。今後、私は大統領としてそうした力をさらに大きくしてていく」と言った。北朝鮮を敵だと言い、「報復」という表現を使ったのには、自身の対北朝鮮観や安保観をめぐる一部の懸念を払しょくする狙いがあると思われる。

 そして、「軍は北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応する重要な戦力を最優先して確保し、自主的な防衛力を持つ一方で、戦争抑制のための韓米連合防衛態勢もしっかりと維持していってほしい」と語った。文大統領が言及した「核心戦力」はキルチェーン(弾道ミサイルを発射する兆候を探知して先制攻撃を加えるシステム)、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)、韓国型大量反撃報復(KMPR)からなる「韓国型3軸体系」を指す。文大統領は14日、北朝鮮のミサイル発射直後に招集した国家安全保障会議(NSC)常任委員会でも「韓国型3軸体系の構築など、北朝鮮の挑発抑止力を早期に強化していくことを望む。特に、KAMD推進状況を点検し、加速化せよ」と指示していた。これらの言及は、朴槿恵(パク・クネ)政権が整えた韓国型3軸体系が、現政権でも相当部分で継承されることを示唆したものと受け止められている。

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最終更新:5/18(木) 9:56

朝鮮日報日本語版