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iDeCoで投資信託を始めるなら「シャープレシオ」に注目しよう

投信1 5/18(木) 21:20配信

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)が節税効果で人気となっています。口座を開設したきっかけは節税効果であっても、せっかくなのでこれを機に上手に運用してしっかりとお金を増やしたいと考え始めた方も少なくないのではないでしょうか。

とはいえ、運用を始めるためには何に投資するのかを決める必要があります。その際、投資信託選びで重要視されている指標としてシャープレシオがあります。そこで今回は、シャープレシオのポイントや落とし穴を整理し、賢く利用するための方法を紹介します。

シャープレシオはリスク調整後のリターンを比較する便利なツール

iDeCoでの運用を前提とした場合、元本変動型であれば主な投資先は投資信託となりますが(参考:『iDeCo(個人型確定拠出年金)の節税効果がすごい! iDeCo完全攻略ガイド』)、数ある投資信託のパフォーマンスを比較する際に重用されているのがシャープレシオと呼ばれる指標です。

シャープレシオとは運用の効率性を測る指標のことで、効率性はリスクとリターンによって計算されます。具体的には超過リターンをリスクで除した値となることから、シャープレシオは“リスク調整後のリターン”の指標ともみなされています。

超過リターンとは、リターンから無リスク資産のリターンを引いた値です。通常、無リスク資産のリターンには短期国債の利回りが適用されます。リスクとは、リターンの振れの大きさのことで、マーケットではボラティリティ(変動率)、統計用語では標準偏差とそれぞれ呼ばれていますが、いずれも同じ意味です。

簡単な例を挙げると、超過リターンが10%、リスクも10%だとシャープレシオは1.0となります。シャープレシオが大きいほどリスク1単位に対しての超過リターンが大きくなり、より効率的とみなされます。

超過リターンが15%でもリスクが20%だとシャープレシオは0.75に低下し、リスクの割りにリターンが小さい投資となります。超過リターンが12%、リスクが10%ならシープレシオは1.2に上昇し、より効率的な投資となります。

このように、シャープレシオを見ればリスクとリターンの異なる投資信託を簡単に比較することができますので、便利なツールとして幅広く利用されています。

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最終更新:5/18(木) 21:20

投信1