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“円高の鉄人トヨタ”は何処へ? 株価パフォーマンス低迷が続く

投信1 5/18(木) 16:20配信

パフォーマンス低迷が続くトヨタ株

日本を代表する企業の1つであり、最大の時価総額を誇るトヨタ自動車 <7203> の株価がパッとしません。

2017年に入って以降も冴えない動きが続いており、2016年末比で▲12.3%下落しています(5月17日終値、以下同)。これは自動車株の中では、マツダ <7261> 、SUBARU <7270> に次ぐ不振です。一方で、TOPIXは+3.8%上昇しています。

トヨタ株は、このまま低迷し続けるのでしょうか? 

2017年3月期実績は営業利益▲30%減の大幅減益に

5月10日に発表された2017年3月期決算は、売上高が対前期比▲3%減、営業利益が同▲30%減、当社株主に帰属する当期純利益が同▲21%減となりました。円高の影響に加え、北米市場における販売金融事業の不振(主に中古車価格の下落)などをカバーできずに大幅減益を強いられた形です。

確かに、最後の第4四半期(1-3月期)は増産効果が発揮され、従来会社予想を上回る着地(営業利益は従来予想1兆8,500億円が実績1兆9,943億円など)になりましたが、健闘したという印象は乏しいと言えましょう。

2018年3月期も営業利益▲20%減見通しだが…

また、同時に公表した2018年3月期の会社予想は、105円/ドルを前提に、売上高が対前期比で横ばい、営業利益が同▲20%減、当社株主に帰属する当期純利益が同▲18%減となる2期連続の大幅減益予想となりました。

ただ、一見すると厳しい数字ですが、105円/ドル前提なので概ね妥当とも言えます。トヨタの場合、ドルに対する1円の為替変動で営業利益は約450億円動きます。現在の為替レート(112~113円/ドル)が続くならば、営業利益が約+4,000億円上乗せになりますから(注:他通貨含む)、終わった2017年3月期実績を上回る業績は十分可能と試算できましょう。

決算発表翌日の株価は安値後に切り返して小幅上昇

決算発表の翌日である5月11日、トヨタの株価は寄り付きから大幅安となり、一時は前日比▲106円安(▲1.7%下落)まで売られました。

しかし、上ブレ余地が大きいことが認識されたこともあり、その後は切り返して、終値は逆に前日比+42円高(+0.7%上昇)で引けています。

結局、“トヨタショック”のようなことは全く起きませんでした。ただ、その後の株価はやや膠着状態になっており、現在に至るまで6,000円を少し上回る水準での推移となっています。

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最終更新:5/18(木) 16:20

投信1

チャート

トヨタ自動車7203
5985円、前日比-16円 - 5/25(木) 15:00

チャート

マツダ7261
1530円、前日比-3.5円 - 5/25(木) 15:00

チャート

SUBARU7270
3814円、前日比+13円 - 5/25(木) 15:00