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女優・橋本愛が語る、演技へのスタンス

5/18(木) 18:00配信

Lmaga.jp

「ずっと肩の力を抜いていられたので楽しかった」(橋本愛)

2011年の長編デビュー映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で、国内外に衝撃をまき散らした瀬田なつき監督の最新作『PARKS パークス』。東京「井の頭恩賜公園」と吉祥寺の街を舞台に、50年前の楽曲に込められた恋人たちの記憶、現代に生きる3人の若者たちの夢をリンクする青春音楽ムービーだ。主人公の女子大生・純を演じたのは、若手実力派女優の橋本愛。舞台挨拶で大阪を訪れた橋本に、話を訊いた。

【写真】橋本愛、笑顔で挑んだ大阪での舞台挨拶

──瀬田監督の作品はすでに何本かご覧になっていたとか。

はい。特に『5windows』(2012年)が大好きで、出演のお話をいただいて一緒にやれるのはうれしいなと思って。脚本を読むと何かがあるだろうなと思ったし、瀬田監督独特の軽やかな映画になるんじゃないかなと。そういう予感がしたからすごくうれしかったですね。

──瀬田監督らしい「自転車シーン」で始まるオープニングですが、撮影はどのくらいで?

去年(2016年)の、5月から6月の1カ月間でした。でも桜のシーンだけは、クランクインの前に1日だけ撮ったんです。

──橋本さんが「井の頭公園」を走り抜けていく間、さまざまな人が交錯しますが、その位置関係が見事です。あれはあらかじめ設計されたものですか?

いえ、全然。ゲリラでやっていたので。最初のずーっと自転車漕いでいるシーンはけっこう早朝の6時前とかに撮影して。人がいないうちにやろう、ということだったと思うんですが、1時間くらいすぐに経つから通勤ラッシュになっちゃって。どんどん人が来るし、でも素材撮れてないからって、どんどん撮っていって。なので、ラジオ体操とかしてる人たちも全然仕込みじゃないんです。

──それはスゴいですね(笑)。

みんなで「面白いなぁ」って言いながら撮ってました。公園の人たちの「何をやってるんだろう」って目線も一切入らず、日常的な画が撮れたので本当にスゴいと思います。

──終盤、ハル役の永野芽郁さんを追いかけてくシーンがあるじゃないですか。あれもそう?

あそこの交錯は、エキストラの方々にやってもらいました。でも、普段のシーンもいろんな人が映りこんで成立したシーンがとても多くて、すごく自然でしたよね。

──橋本さんとしても、今回の『PARKS』はいつも以上に等身大の役柄ですよね。

純ちゃんは、ちょっとお調子者なところもあるので。大学の教授に「単位ください!」っていうシーンがありますけど、ああいう図々しさを演じるのが一番難しかったんです。純ちゃんは普段もちょっとだらしない女の子だし。でも、私もそうだし、みなさんにもそういう部分ってきっとありますよね(笑)。それを隠しているだけだったり、どうにか頑張って生きているだけだと思うので。そういう意味ではすごく楽でしたけど、だからこその難しさもたくさんありました。でも、ずっと肩の力を抜いていられたので楽しかったですね。

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最終更新:5/18(木) 18:00
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