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「錦の御旗」霊山神社に 岩倉具視が奉納?福島県内で初発見

福島民友新聞 5/18(木) 8:15配信

 会津などが戦場となった戊辰戦争から来年で150年を迎えるのを前に、戊辰戦争で新政府軍が使用したとされる「錦(にしき)の御旗(みはた)」2枚が福島県伊達市の霊山神社に保管されていることが17日、同神社への取材で分かった。
 錦の御旗は天皇を主君とする「官軍」であることを示す旗で、県内で見つかるのは初めてとみられる。
 霊山神社によると、この旗は明治新政府の中枢を担った岩倉具視(ともみ)が、息子の具定(ともさだ)、具経(ともつね)が戊辰戦争時に使ったものを1881(明治14)年に奉納したものと伝えられているという。これまで同神社の宝物として奉納文とともに保管してきた。
 2枚の旗はほぼ同じで、それぞれ大きさが縦約3.6メートル、横約60センチ。全体に草花の模様が描かれ、上部には天皇を表す「菊の御紋(ごもん)」が記されている。現在は全体的に色あせて黄土色がかっているが、色落ちが少ない下部の色から、作られた当初は朱色だったとみられる。
 17日は、戊辰戦争の関連資料を調査している県立博物館の阿部綾子主任学芸員らが同神社で旗を調査した。阿部氏は「同神社が別格であり、奉納文の由来などからみて岩倉家が奉納した錦の御旗と考えられる」などとした。

福島民友新聞

最終更新:5/18(木) 8:15

福島民友新聞